今回は『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』について解説します。
本書は、ひすいこたろうさんとSHOGENさんが書いた、アフリカのタンザニアにあるブンジュ村という小さな村で暮らす人々の生き方や価値観を紹介するエッセイです。
著者:ひすいこたろうさんのプロフィール
ひすいこたろうさんは、YouTubeチャンネル『名言セラピー』の運営者で、名言や心理学を通して人生のヒントを伝える人気動画を制作しています。
名言を紹介しながら、心理学や、哲学の知識を、分かりやすく解説しています。
著者:SHOGENさんのプロフィール
SHOGENさんは、アフリカのペンキアート『ティンガティンガ』の画家で、ブンジュ村に住み込んで絵を学んだ経験があります。
そこで出会った人々や出来事を、カラフルでユニークなペンキ画にして表現しています。
今日、誰のために生きる?:幸せの三か条
本書では、SHOGENさんの作品とともに、二人がブンジュ村の人々との交流を通じ、体験した出来事や感動したことが、30の物語としてまとめられています。
なかでも、ブンジュ村の人々が持つ『幸せの3か条』という教えが、最も重要なメッセージとして取り上げられているよ。
- 今日、誰のために生きるか?
- 今日、何に感謝するか?
- 今日、何を楽しむか?
これらの質問に答えることで、幸せに生きるヒントを見つけることができる、と二人は語っています。
本書にキャッチコピーをつけるなら『人と幸せを共有しよう!』だ。
今日、誰のために生きる?:物語のあらすじ
それでは30ある物語のあらすじを紹介します。
第1話:ようこそ、ブンジュ村に!
ひすいこたろうさんが、SHOGENさんのティンガティンガの絵に感動し、ブンジュ村に行くことを決める話です。
ひすいこたろうさんは、人生に迷っていた時にSHOGENさんの絵と出会いました。
そしてその後、SHOGENさんにブンジュ村に招待され、人生に新たな希望を見つけます。
第2話:その絵を見た翌日、僕は会社に退職届を出した。
SHOGENさんが、ティンガティンガの絵を学ぶという夢を叶えるために、日本での仕事を辞めてブンジュ村に渡った話です。
SHOGENさんは、大学卒業後に就職したけれど、仕事にやりがいを感じられずにいました。
そんなある日、ティンガティンガの絵を見て、自分の本当の夢に気がつきました。
そして、その翌日には、会社を辞め、ブンジュ村に行ってティンガティンガの画家に弟子入りしたのです。
第3話:200人の小さな村、ブンジュ村との出会い。
ひすいこたろうさんが、ブンジュ村に到着して、村の人々と初めて出会った話です。
向かう道中は、不安や期待で胸がいっぱいだったそうですが、ブンジュ村に着いて村の人々が笑顔で迎えてくれると、彼らの優しさや親しみやすさに感動したそうです。
第4話と第30話:ブンジュ村に伝わる『幸せの3か条』。
ブンジュ村の人々が持つ『幸せの3か条』を知った話です。
ひすいこたろうさんは、ブンジュ村の人々がどうしていつも笑顔で幸せそうに暮らしているのか、不思議に思いました。
そこで、ブンジュ村の人々が守っている『幸せの3か条』について教えてもらいました。
- 『今日、誰のために生きるか』は、自分の存在意義や目的を見つけることを意味します。
自分のために生きるのも良いですが、他人のために生きることで、自分の価値や貢献を感じることができます。また、他人のために生きることで、自分の人間関係やコミュニティにも深みや幅が生まれます。自分のために生きることと他人のために生きることは、相反するものではなく、バランスを取ることが大切です。 - 『今日、何に感謝するか』は、自分の持っているものや経験したことに目を向けることを意味します。
人は、常に欲しいものや足りないものに目が行きがちですが、それでは満足や幸せを感じることができません。感謝することで、自分の持っているものや経験したことに価値や意味を見出すことができます。また、感謝することで、自分の心にポジティブな感情や思考を呼び込むことができます²。 - 『今日、何を楽しむか』は、自分の好きなことや興味のあることに時間やエネルギーを使うことを意味します。
人は、仕事や勉強や家事などの義務や責任に追われて、自分の楽しみや趣味をおろそかにしがちですが、それではストレスや疲労が溜まってしまいます。楽しむことで、自分の心や身体にリラックスや癒しを与えることができます。また、楽しむことで、自分の才能や可能性を発見したり、新しい人や物と出会ったりすることができます。
ブンジュ村の人々は、幸せを感じることに対して謙虚や素朴であることや幸せを感じることで、自分や他人の心に満足や充実を感じることや幸せを感じることで、自分や他人の心に笑顔や喜びを感じると教えてくれました。
ひすいこたろうさんも、ブンジュ村の人々の幸せに対する姿勢や効果を見て、自分の幸せに対する感謝や誠実を実感することができました。
第5話~第29話
それ以外にもたくさんの出来事があり、いろんなことを教わっています。
第5話から第29話の概要は、次のとおりです。
- 第5話:世界一美しい仲直り。
- 第6話:ブンジュ村の朝食。
- 第7話:ブンジュ村の子供たち。
- 第8話:ブンジュ村の教育。
- 第9話:ブンジュ村の医療。
- 第10話:ブンジュ村の結婚。
- 第11話:ブンジュ村の宗教。
- 第12話:ブンジュ村の音楽。
- 第13話:ブンジュ村の食事。
- 第14話:ブンジュ村の仕事。
- 第15話:ブンジュ村のお祭り。
- 第16話:ブンジュ村の友情。
- 第17話:ブンジュ村の家族。
- 第18話:ブンジュ村の死。
- 第19話:ブンジュ村の夢。
- 第20話:ブンジュ村の笑顔。
- 第21話:ブンジュ村の恋。
- 第22話:ブンジュ村の芸術。
- 第23話:ブンジュ村の自然。
- 第24話:ブンジュ村の歴史。
- 第25話:ブンジュ村の未来。
- 第26話:ブンジュ村の贈り物。
- 第27話:ブンジュ村の伝統。
- 第28話:ブンジュ村の言葉。
- 第29話:ブンジュ村の感動。
今日、誰のために生きる?:まとめと感想
本書は、アフリカのタンザニアにあるブンジュ村での生活を通して、幸せの本質を探求する心温まるエッセイです。
たんなる旅行記ではなく、この、小さな村の人々の生き方や価値観を通じて、私たちに幸せとは何か、どうやって見つけ、どうやって維持するか、という重要な問いを投げかけています。
特に印象的なのは、ブンジュ村の人々が持つ『幸せの3か条』です。
これは『今日、誰のために生きるか』・『今日、何に感謝するか』・『今日、何を楽しむか』という3つの質問から成り立っていて、日々の生活において幸せを見つけるためのシンプルな教えを与えてくれています。
本書を読むことで、自分の存在意義や目的を見つけ、他人のために生きることの価値や貢献を感じられるようになるでしょう。
また、感謝の心を持つことで、自分の持っているものや経験したことに、価値や意味を見出し、ポジティブな感情や思考を呼び込むことが、できるようになるはずです。
さらに、自分の好きなことや興味のあることに、時間やエネルギーを使うことで、心や身体にリラックスや癒しを得られるでしょう。
本書は、普段当たり前だと思っていることに疑問を投げかけ、お金や物ではなく、人と人とのつながりや信頼・感謝や奉仕の精神を大切にすることの重要性を教えてくれています。
自分のために生きることと他人のために生きることは、相反するものではなく、バランスを取ることが大切であるというメッセージは、多くの読者にとって新たな視点をもたらしてくれるのではないでしょうか。
総じて、本書は、幸せとは何か、どうやって見つけるか、どうやって維持するか、という普遍的なテーマについて深く考えさせてくれるおすすめの一冊となっています。
アフリカの小さな村の人々の物語を通して、自分の生き方や価値観を見つめ直す機会になるでしょう。
本書を読んで、みんなが幸せになれるといいですね♪
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