【2024年最新版】10倍株(テンバガー)の見つけ方【厳選5銘柄紹介】

テンバガー候補銘柄5選 株式投資

 今回は10倍株(テンバガー)の見つけ方を解説します。

 テンバガー(Ten-bagger)とは、株価が10倍に成長した、または成長が見込まれる銘柄を指す投資用語です。

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100万円投資したら、1,000万円に成長するわけですね。

今回の話題
  • テンバガーになる銘柄の特徴
  • SBI証券でスクリーニングする方法
  • テンバガー候補5選
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この記事を読めば、一撃で億り人を目指せるかも?

第1話:テンバガーになる銘柄の特徴7選

 まず、テンバガーになる銘柄に共通する特徴を解説します。

上場後3~5年以内で時価総額が小さい

 上場間もない企業は成長の初期段階にあり、売上や利益が急速に拡大する可能性があります。

 革新的なビジネスモデルや技術を持つことが多く、成長余地が大きい一方で市場の注目度が低いため、材料が出たときに急騰しやすいです。

成長性のある業種

 成長産業は市場全体が拡大しているため、企業が売上や利益を大幅に増加させるチャンスが多いです。

 特にIT・通信業やバイオテクノロジーなどでは、技術革新が頻繁に起こり、新しい製品やサービスが企業の成長を促進します。

オーナー企業かつ社長が若い

 オーナー企業では、創業者や経営者が大株主であるため、迅速かつ柔軟な意思決定が可能です。

 彼らは明確なビジョンと戦略を持ち、強いリーダーシップを発揮します。

 特に若い経営者はリスクを積極的に取り、大胆な戦略を実行することで、大きなリターンを得る可能性があります。

売上高が3年で倍以上(年率20%以上)となっている

 売上高が急成長している企業は、そのビジネスモデルや製品・サービスが市場で受け入れられていることを示しています。

 これにより利益が増加し、さらなる成長のための投資が可能になります。

 また、市場の注目を集めやすく、投資家からの資金流入が増えることで株価が上昇しやすくなります。

 さらに、規模の経済を享受し、競争力を強化することで、さらなる成長を促進します。

発行済株式数が少ない

 発行済株式数が少ない企業は、少ない買い注文でも株価が大きく動きやすく、注目が集まると投資家の買いが集中しやすいため、株価が急騰する可能性があります。

高いROE・ROA

 高いROEやROAを持つ企業は、資本や資産を効率的に運用し、高い利益を生み出しています。

 これにより、持続的な成長が期待でき、投資家の注目を集めやすくなります。

 また、効率的な資本運用と高い利益率により、競争力を強化し、市場での地位を確立しやすくなります。

割安なPER

 割安なPERの企業は市場から過小評価されていることが多く、業績改善や注目を集めることで株価が急騰しやすくなります。

テンバガー候補の特徴7選まとめ
  • 上場後3~5年以内で時価総額が小さい
  • 成長性のある業種
  • オーナー企業かつ社長が若い
  • 売上高が3年で倍以上(年率20%以上)となっている
  • 発行済株式数が少ない
  • 高いROE・ROA
  • 割安なPER

 以上、これらの条件を満たす銘柄を見つけることが、テンバガーを狙う一つの方法です。

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なかでも社長が筆頭株主であることは、特に重視されます。

第2話:SBI証券でスクリーニングする方法

 ここでは、SBI証券のスクリーニング機能を使い、テンバガー候補の抽出方法を解説します。

 SBI証券にログインしたら、『国内株式』から『銘柄スクリーニング』に移動します。

SBI証券スクリーニング機能

 次に、検索条件の『市場』を東証プライム・東証スタンダード・東証グロースだけにチェックを入れます。

SBI証券スクリーニング機能

『規模』は小型株のみチェックを入れます。

SBI証券スクリーニング機能

 さらに詳細条件から『PER(株価収益率(倍))』を選択し、50倍以下に絞ります。

SBI証券スクリーニング機能

 同様に『ROE(自己資本利益率(%))』を選択し、10%以上。

SBI証券スクリーニング機能

『ROA(総資産当期利益率)』を選択し、10%以上。

SBI証券スクリーニング機能

『売上高変化率(%)』を選択し、『前年度比』から20%以上。

SBI証券スクリーニング機能

『売上高営業利益率(%)』を10%以上に絞ります。

SBI証券スクリーニング機能

 すると124銘柄まで絞られました。

 この結果をCSVでダウンロードしましょう。

SBI証券スクリーニング機能

 あとは手動で『上場年月』が5年以内、『発行済み株式数』が1,500万株以下、『時価総額』500億円以下、『筆頭株主』が社長になっているかを、調べてフィルタリングしましょう。

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スクリーニングは一度設定して『Myスクリーナー』に登録しておけばいいけど、その先の選定作業が大変ね……。

第3話:テンバガー候補5選

 忙しくて時間をかけられない人のために、さらに選定を行い、5銘柄に絞りました。

今回の選定基準
  • 上場から5年以内(2019年1月以降)
  • 時価総額が500億円以内
  • 社長が筆頭株主or2位
  • 売上高が3年で2倍以上に増加
  • 発行済株式数が1,500万株以下
  • ROE・ROAが10%以上
  • PERが30倍以下
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ただし、情報は古くなっている可能性があります。

最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。

(137A)Cocolive(ココリブ)

 Cocoliveは、不動産業界向けの営業支援クラウドサービス『KASIKA』を自社開発しています。

 このサービスは、顧客管理や追客(フォローアップ)活動を効率化するためのツールで、すでに1,000社以上の企業に導入されています。

 2024年2月に東証グロースに上場しています。

 時価総額は41.7億円。

 発行済株式数は2,918,600株。

Cocolive(ココリブ)

 社長の山本孝伸氏が筆頭株主となっています。

Cocolive(ココリブ)

 2025年の予想売上高は12.6億円で、2022の売上は5.57億円なので、約2.26倍になる予想です。

 ROEは27.46倍で、ROAは22.98倍となっています。

Cocolive(ココリブ)

 PERは22.90倍で、上場来の過去平均PERは22.90倍と、現状は差がありません。

 株価チャートは、上場以来下げ続けていますが、1,400円付近で下げ止まっています。

Cocolive(ココリブ)

 配当は現状は出ていません。

(5138)Rebase(リベース)

 Rebaseは、レンタルスペースの予約プラットフォーム『インスタベース』を展開している企業です。

 このプラットフォームを通じて、ユーザーは会議室やイベントスペースなどを簡単に予約することができます。

 2022年12月に東証グロースに上場しています。

 時価総額は41.7億円。

 発行済株式数は4,608,800株。

Rebase(リベース)

 社長の佐藤海氏は筆頭株主から2番目となっています。

Rebase(リベース)

 2025年の予想売上高は18.1億円で、2022年の売上は8.9億円なので、約2.03倍になる予想です。

 ROEは26.27倍で、ROAは17.39倍となっています。

Rebase(リベース)

 PERは16.50倍で、上場来の過去平均PERは26.91倍と、現状は割安水準となっています。

 株価チャートは上場以来下げ続けていますが、760円付近で下げ止まっています。

Rebase(リベース)

 配当は現状は出ていません。

(5575)Globee(グロービー)

 グロービーは、スマホアプリやWebで利用できるAI英語学習プラットフォーム「abceed」を開発・運営している企業です。

 このプラットフォームは、AI技術を活用して、ユーザーに最適な英語学習体験を提供することを目指しています。

 2023年6月に東証グロースに上場しています。

 時価総額は63.7億円。

 発行済株式数は5,066,493株。

Globee(グロービー)

 社長の幾嶋研三郎氏が筆頭株主となっています。

Globee(グロービー)

 2025年の予想売上高は16.50億円で、2022年の売上は7.09億円なので、約2.32倍になる予想です。

 ROEは43.77倍で、ROAは15.77倍となっています。

Globee(グロービー)

 PERは24.00倍で、上場来の過去平均PERは41.52倍と、現状は割安水準となっています。

 株価チャートは、上場以来下げ続けていますが、1,200円付近で下げ止まっています。

Globee(グロービー)

 配当は現状は出ていません。

(5588)ファーストアカウンティング

 ファーストアカウンティングは、AI技術を用いて経理業務を自動化し、効率化を図っています。

 これにより、企業の経理部門の負担を軽減し、業務の正確性とスピードを向上させています。

 収益モデルは継続課金が中心で、安定した収益を確保しています。

 2023年9月に東証グロースに上場しています。

 時価総額は108億円。

 発行済株式数は10,790,740株。

ファーストアカウンティング

 社長の森啓太郎氏が筆頭株主となっています。

ファーストアカウンティング

 2024年の予想売上高は16.5億円で、2021年の売上は4.61億円なので、約3.57倍になる予想です。

 ROEは40.59倍で、ROAは25.64倍となっています。

ファーストアカウンティング

 PERは25.20倍で、上場来の過去平均PERは52.38倍と、現状は割安水準となっています。

 株価チャートは、1,000円前後で推移しています。

ファーストアカウンティング

 配当金は1.1円で、利回りは約0.11%です。

ファーストアカウンティング

(4377)ワンキャリア

 ワンキャリアは、新卒採用メディアを運営している企業です。

 特にキャリアデータの活用に強みがあり、多くの大企業が利用しています。

 2024年2月に東証グロースに上場しています。

 時価総額は216億円。

 発行済株式数は5,903,690株。

ワンキャリア

 社長の宮下尚之氏が筆頭株主となっています。

ワンキャリア

 2024年の予想売上高は55.6億円で、2021年の売上は19.5億円なので、約2.85倍になる予想です。

 ROEは26.48倍で、ROAは19.54倍となっています。

ワンキャリア

 PERは25.20倍で、上場来の過去平均PERは40.70倍と、現状は割安水準となっています。

 株価チャートは3,000円付近で下げ止まり、反発しています。

ワンキャリア

 配当は現状は出ていません。

テンバガーの見つけ方:まとめ

 各銘柄のテンバガーになる特徴を列挙します。

証券コード銘柄名上場年月時価総額社長の
株主順位
売上伸び率
(過去3年間)
ROE・ROA現在PER・
過去平均PER
137ACocolive2024/241.7億円1位2.26倍27.46倍
22.98倍
22.90倍
22.90倍
5138Rebase2022/1241.7億円2位2.03倍26.27倍
17.39倍
16.50倍
26.91倍
5575Globee2023/663.7億円1位2.32倍43.77倍
15.77倍
24.00倍
41.52倍
5588ファーストA2023/9108億円1位3.57倍40.59倍
25.64倍
25.20倍
52.38倍
4377ワンキャリア2024/4216億円1位2.85倍26.48倍
19.54倍
25.20倍
40.70倍
2024年7月25日時点

 以上、テンバガーは、ハイリターンである一方、ハイリスクでもあります。

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夢はありますが、卵はひとつのカゴに盛らないようにしましょう。

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