今回は、2024年4月22日~4月26日に決算発表か上方修正があり、割安になった高配当株を7銘柄ご紹介します。
決算で業績などが発表されると株価が動くので、チャンスが増えますね。
- 割安高配当株の選定基準。
- 割安高配当株7選。
この動画を見れば、高配当株を割安で買え、配当をもらいつつ、将来的なキャピタルゲインも狙えるでしょう。
キャッチコピーをつけるなら『割安高配当株でキャピタルゲイン!』です。
第1話:割安高配当株の選定基準
- 2024年4月22日から4月26日の間に、決算か上方修正が発表された。
- 利回り3%以上。
- 10年以上減配・無配無し。
- PERが過去平均より低く、適正価格よりも割安になっている。
PERの過去平均は、株探のグラフ内平均PERで確認しました。
2020年からの平均と、2023年からの平均を確認し、いずれも平均を下回っていれば、長期的にも短期的にも割安と判断しました。
適正価格は直近予想のEPSと2023年からの平均PERから算出しています。
第2話:割安高配当株7選
それでは割安高配当株を紹介します。
ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。
(6360)東京自働機械製作所
東京自働機械製作所は、自動包装機械と生産機械の分野で活躍する企業です。
たばこ自動包装機からスタートし、食品包装や古紙圧縮機などへと事業を拡大しています。
銘産品や贈答品の包装において高いシェアを持っています。
2024年4月26日に上方修正の発表があり、前期経常を一転36%増益に上方修正・23期ぶり最高益、配当も60円増額となっています。
この発表を受けてPERは3.70倍となりました。
2020年からの平均PERは7.90倍、2023年からの平均PERは5.51倍なので、割安と判断できます。
2024年の予想EPS768.6円と直近の平均PER5.51倍から適正価格を計算すると、約4,235円になります。
売上高とEPSは波があるものの右肩上がり。
配当金は1株当たり120円で、利回りは約4.12%です。
配当性向は約10.5%で、2020年に減配しているように見えますが、これは記念配当があったためです。
権利確定月は、3月のみの一括配当になります。
(2664)カワチ薬品
カワチ薬品は、栃木県と北関東を中心に展開するドラッグストアチェーンです。
売り場面積が1,300㎡以上の超大型店を特徴としています。
また、食品比率が高いことが特徴です。
2024年4月26日に決算発表があり、今期経常は5%増益、前期配当を30円増額・今期も80円継続となっています。
この発表を受けてPERは10.20倍となりました。
2020年からの平均PERは11.05倍、2023年からの平均PERは11.83倍なので、割安と判断できます。
2025年の予想EPS255.21円と、直近の平均PER11.83倍から適正価格を計算すると、約3,019円になります。
売上高とEPSは、波があるものの右肩上がり。
配当金は1株当たり80円で、利回りは約3.07%です。
配当性向は約37.9%で、増配傾向にあります。
権利確定月は、3月15日のみの一括配当になります。
(1867)植木組
植木組は、新潟県を拠点とする中堅建設会社です。
新潟県を中心に活動しており、東京・中部・東北などの県外でも事業拡大を進めています。
また、子会社を通じて有料老人ホームなどの分野にも進出しています。
2024年4月26日に上方修正の発表があり、前期経常を一転22%増益に上方修正、配当も15円増額となっています。
この発表を受けてPERは5.90倍となりました。
2020年からの平均PERは7.71倍、2023年からの平均PERは8.33倍なので、割安と判断できます。
2024年の予想EPS261.87円と、直近の平均PER8.33倍から適正価格を計算すると、約2,181円になります。
経常収益とEPSは、波があるものの右肩上がり。
配当金は1株当たり70円となり、利回りは約4.31%になります。
配当性向は約26.8%で、増配傾向にあります。
権利確定月は、3月のみの一括配当になります。
(7322)三十三FG
三十三FGは、三重銀行と第三銀行が2018年に経営統合して誕生した金融持株会社です。
三重県で2位の地位を占めており、愛知県にも厚い基盤を持っています。
2024年4月26日に上方修正の発表があり、前期経常を一転11%増益に上方修正・最高益を更新しています。
この発表を受けてPERは7.70倍となりました。
2020年からの平均PERは11.31倍、2023年からの平均PERは8.74倍なので、割安と判断できます。
2024年の予想EPS263.69円と、直近の平均PER8.74倍から適正価格を計算すると、約2,305円になります。
経常収益は軟調ですが、EPSは右肩上がり。
配当金は1株当たり72円で、利回りは約3.52%です。
配当性向は約30.1%です。
権利確定月は3月と9月です。
(2216)カンロ
カンロは、日本の食品メーカーで、主にキャンディやスナック菓子を製造しています。
のどアメ等キャンディが主力商品で、三菱商事がカンロの販売総代理店となっています。
グミも成長しており、第2の柱となっています。
2024年4月26日に決算の発表があり、第一クオーターの経常は2%増益で着地となっています。
この発表を受けてPERは12.70倍となりました。
2020年からの平均PERは14.65倍、2023年からの平均PERは14.34倍なので、割安と判断できます。
2024年の予想EPS178.79円と、直近の平均PER14.34倍から適正価格を計算すると、約2,564円になります。
売上高とEPSは、波があるものの右肩上がり。
配当金は1株当たり72円で、利回りは約3.16%です。
配当性向は約32.8%で、2018年に減配しているように見えますが、これは特別配当があったためです。
権利確定月は6月と12月です。
(9474)ゼンリン
ゼンリンは、住宅地図を唯一全国展開しており、地図情報において圧倒的な地位を持っています。
カーナビソフトウェアやネット配信においても強力な存在です。
2024年4月26日に決算の発表があり、今期経常は80%増益、前期配当を1.5円増額・今期は1.5円増配となっています。
この発表を受けてPERは18.40倍となりました。
2020年からの平均PERは35.03倍、2023年からの平均PERは24.22倍なので、割安と判断できます。
2025年の予想EPS46.8円と、直近の平均PER24.22倍から適正価格を計算すると、約1,133円になります。
経常収益とEPSは横ばい。
配当金は1株当たり30円で、利回りは約3.49%です。
配当性向は約73.2%で、増配傾向にあります。
権利確定月は3月と9月です。
(7949)小松ウオール工業
小松ウオール工業は、オフィスビルや他の建物の間仕切りに特化した総合メーカーであり、国内で首位の地位を誇っています。
主に新設ビル向けに製品を提供しており、国内市場においても重要な位置を占めています。
2024年4月25日に決算の発表があり、今期経常は3%増益、前期配当を5円増額・今期は5円増配となっています。
この発表を受けてPERは9.90倍となりました。
2020年からの平均PERは12.12倍、2023年からの平均PERは12.78倍なので、割安と判断できます。
2025年の予想EPS305.7円と、直近の平均PER12.78倍から適正価格を計算すると、約3,907円になります。
経常収益とEPSは波があるものの右肩上がり。
配当金は1株当たり130円で、利回りは約4.30%です。
配当性向は約54.2%で、増配傾向にあります。
権利確定月は3月と9月です。
割安高配当株7選:まとめ
各オススメ銘柄の利回りを列挙します。
証券コード | 銘柄名 | 配当利回り |
6360 | 東京自働機械製作所 | 4.12% |
2664 | カワチ薬品 | 3.07% |
1867 | 植木組 | 4.31% |
7322 | 三十三FG | 3.52% |
2216 | カンロ | 3.16% |
9474 | ゼンリン | 3.49% |
7949 | 小松ウオール工業 | 4.30% |
以上、割安かどうかはタイミング次第なので、チャンスを逃さないようにしましょう。
あなたもオススメの割安高配当株があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。
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