今回は、相場全体が下落している現在でも、パーフェクトオーダーを継続している割安高配当株を7銘柄紹介します。
- パーフェクトオーダーとは
- 割安高配当株7選

この記事を読めば、テクニカルな売買判断を下せるようになるでしょう。
第1話:パーフェクトオーダーとは
まず、パーフェクトオーダーとは、株式市場における非常に強いトレンドを示すチャートパターンの一つです。
具体的には、異なる期間の移動平均線が順序正しく並んでいる状態を指します。

上昇トレンドの場合は、下から順に長期、中期、短期の移動平均線が並びます。
下降トレンドの場合は、下から順に短期、中期、長期の移動平均線が並びます。
この並びが確認できると、非常に強いトレンドが発生していることを示します。
パーフェクトオーダーが発生している間は、順張り(トレンドに沿った取引)が基本となります。

チャートを見ると日経平均株価も現在パーフェクトオーダーです。
- 移動平均線の傾き
短期・中期・長期の移動平均線が同じ方向に傾いている。 - 移動平均線の位置
上昇トレンドでは短期が最上位、下降トレンドでは長期が最上位に位置している。 - ローソク足の位置
上昇トレンドではローソク足が短期の移動平均線より上にある。
この、パーフェクトオーダーが発生している銘柄を見つけることで、トレンドに乗った取引が可能となり、勝率を上げることができるでしょう。

でも、パーフェクトオーダーが発生しているかどうか、自分で見極めるのは難しそう……。
パーフェクトオーダーが発生しているかどうかは『株探』の『銘柄検索』から『買いの候補』の『移動平均線上昇トレンド銘柄』を参照しましょう。
25日・75日・200日の3本の移動平均線が揃って上向いて、株価が上昇トレンドを堅持している銘柄が掲載されています。
結果、2024年7月31日時点で検索された銘柄は、529銘柄あり、さらに利回りが3%以上の銘柄は、138銘柄あることがわかりました。

このなかからさらに絞り、条件にあう7銘柄を紹介します。
第2話:割安高配当株7選
- パーフェクトオーダー
- 利回り3%以上
- 10年以上減配・無配無し
- 売上・EPS右肩上がりで、来期過去最高予想
- 過去10年平均PERよりも割安

ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。
(3925)ダブルスタンダード
ダブルスタンダードは、ビッグデータの企業向け分析受託と活用サービス開発を主な事業としています。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

2015年12月の上場以来の平均PERは39.08倍で、2025年の予想EPS129.48円から計算すると、適正価格は約5,060円と、長期的に割安と判断できます。

売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり60円で、利回りは約3.25%です。
配当性向は約45.1%で、10年連続増配を続けています。

権利確定月は3月のみの一括配当です。

(4198)テンダ
テンダは、ITソリューションやビジネスプロダクトのほか、ゲームの開発運用を展開。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

2021年6月の上場以来の平均PERは16.75倍で、2025年の予想EPS60.68円から計算すると、適正価格は約1,016円と、長期的に割安と判断できます。

売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり27円で、利回りは約3.29%です。
配当性向は約32.0%で、7年連続増配を続けています。

権利確定月は5月のみの一括配当です。

(7164)全国保証
全国保証は、住宅ローン保証業界の中でも最大手であり、独立系の企業です。
主な事業は信用保証であり、これは住宅ローンの保証を提供することを意味します。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

過去10年間の平均PERは13.88倍で、2025年の予想EPS436.64円から計算すると、適正価格は約6,060円と、長期的に約2.5%割高と判断できます。

営業収益とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり197円で、利回りは約3.16%です。
配当性向は約40.6%で、13年連続増配を続けています。

権利確定月は3月のみの一括配当です。

(8725)MS&ADインシュアランスグループHD
MS&ADインシュアランスグループHDは、日本を代表する保険持株会社の一つで、特に損害保険市場において首位級の地位を占めています。
アジアを中心に事業を展開しているほか、欧米市場への拡大も進めています。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

過去10年間の平均PERは11.47倍で、2025年の予想EPS384.66円から計算すると、適正価格は約4,412円と、長期的に割安と判断できます。

正味収入保険料とEPSは右肩上がりで、来期は増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり145円で、利回りは約4.05%です。
配当性向は約38.8%で、12年連続増配を続けています。

権利確定月は3月と9月です。

(8929)青山財産ネットワークス
青山財産ネットワークスは、富裕層向けの資産運用と相続コンサルティングを主力事業としています。
また、顧客基盤の拡大を目指し、不動産運用商品の組成にも力を入れています。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

過去10年間の平均PERは17.56倍で、2025年の予想EPS91.91円から計算すると、適正価格は約1,613円と、長期的に割安と判断できます。

売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり46円で、利回りは約3.03%です。
配当性向は約48.3%で、14年連続増配を続けています。
図では2022年に減配しているように見えますが、これは2021年に株式分割があったためで、2021年の実際の配当金は28円であるため、連続増配は継続中です。

権利確定月は6月と12月です。

(9651)日本プロセス
日本プロセスは、独立系のシステム開発会社です。
特に自動車関連の組み込みシステムや発電所向けの制御システムで強みを持っています。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

2015年12月の上場以来の平均PERは18.01倍で、2025年の予想EPS78.06円から計算すると、適正価格は約1,405円と、長期的に割安と判断できます。

売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり52円で、利回りは約3.89%です。
配当性向は約50.3%で、8年連続増配を続けています。
図では2018年に減配があったように見えますが、これは2017年に記念配15円と株式分割があったためで、2017年の実際の配当金は17.5円であるため、8年連続増配となります。

権利確定月は5月と11月です。

(9799)旭情報サービス
旭情報サービスは、独立系情報サービス会社です。顧客企業のネットワークシステムの構築や運用において、技術者を派遣するサービスを提供しています。
25日線・75日線・200日線すべて上昇で、パーフェクトオーダーです。

過去10年間の平均PERは12.74倍で、2025年の予想EPS138.57円から計算すると、適正価格は約1,765円と、長期的に割安と判断できます。

売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。


配当金は1株当たり56円で、利回りは約3.54%です。
配当性向は約40.6%で、増配傾向を続けています。

権利確定月は3月と9月です。

パーフェクトオーダー継続中の割安高配当株:まとめ
紹介した割安高配当株を列挙します。
証券コード | 銘柄名 | 配当利回り |
3925 | ダブルスタンダード | 3.25% |
4198 | テンダ | 3.29% |
7164 | 全国保証 | 3.16% |
8725 | MS&ADインシュアランスグループHD | 4.05% |
8929 | 青山財産ネットワークス | 3.03% |
9651 | 日本プロセス | 3.89% |
9799 | 旭情報サービス | 3.54% |
以上、足元の相場では下落が続いていますが、そんななかでも底堅い動きをしている個別銘柄はたくさんあります。

配当目的とはいえ、株価の下落がつらい人は、しっかりとテクニカル分析を身につけて、絶好のタイミングを見極めましょう。

本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。
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