今回は、決算が良いにも関わらず、暴落で売られて割安になっている高配当株を8銘柄紹介します。
- 割安高配当株8選
この記事を読めば、長期で保有したい高配当株を割安で仕込むことができるでしょう。
第1話:割安高配当株8選
- 2024年7月29日~8月2日の間に決算・修正が発表された。
- 決算で増益や上方修正となった。
- 来期の売上・EPSが過去最高予想。
- 過去10年平均PERよりも割安。
- 利回り3%以上。
- 10年以上減配・無配無し。
ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。
(2317)システナ
システナは、モバイル端末向けや自動運転用のソフトウェア開発支援をおこなっています。
2024年7月31日の決算発表では、今期経常を11%増益に上方修正。
2期ぶりに最高益更新となっています。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは25.93倍で、2025年の予想EPS20.9円から計算すると、適正価格は約541円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり12円で、利回りは約3.51%です。
配当性向は約53.6%で、4年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(3946)トーモク
トーモクは、主に段ボールの加工を専門としており、加工食品用の段ボールが主力製品です。
また、スウェーデンハウス事業や運輸倉庫事業も展開しています。
2024年7月31日の決算発表では、第1クオーターの経常利益が2%増益で着地しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは6.42倍で、2025年の予想EPS425.1円から計算すると、適正価格は約2,729円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり90円で、利回りは約3.62%です。
配当性向は約21.7%で、4年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(4202)ダイセル
ダイセルは、日本の化学メーカーで、主に高機能樹脂・セルロース・フィルター・LCD用原料・エアバッグ用部品などを製造・販売しています。
2024年8月2日の決算発表では、第1クオーターの経常利益が43%増益で着地しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは12.83倍で、2025年の予想EPS210.2円から計算すると、適正価格は約2,696円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり55円で、利回りは約4.19%です。
配当性向は約25.3%で、4年連続増配を続けています。
2021年に減配しているように見えますが、これは2020年に記念配当2円があったためです。
権利確定月は3月と9月です。
(4206)アイカ工業
アイカ工業は、メラミン化粧板の分野で国内トップのシェアを持っています。
メラミン化粧板は、耐久性やデザイン性に優れ、家具や建材などに広く使用されています。
2024年7月30日の決算発表では、上期経常を6%上方修正。
最高益予想も上乗せし、通期経常も増額しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは18.11倍で、2025年の予想EPS253.2円から計算すると、適正価格は約4,585円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり113円で、利回りは約3.42%です。
配当性向は約47.3%で、15年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(4345)CTS
CTSは、建設ICTの専門企業で、建設現場や技術者を支援するサービスを提供しています。
2024年7月31日の決算発表では、第1クオーターの経常が10%増益で着地しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは21.40倍で、2025年の予想EPS47.2円から計算すると、適正価格は約1,010円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり25円で、利回りは約3.19%です。
配当性向は約51.3%で、13年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(6653)正興電機製作所
正興電機製作所は、主に電力事業・環境エネルギー事業・情報事業及びサービス事業を行っています。
環境・省エネ技術にも強みを持ち、再生可能エネルギーや太陽光発電関連の事業も展開しています。
2024年7月30日の決算発表では、上期経常が37%増益で着地しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは13.43倍で、2025年の予想EPS110.8円から計算すると、適正価格は約1,488円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり40円で、利回りは約3.41%です。
配当性向は約35.4%で、増配傾向を続けています。
権利確定月は6月と12月です。
(7570)橋本総業HD
橋本総業HDは、管材・住設機器・空調機器・ポンプなどの販売を主な業務とする総合商社です。
全国展開しており、北海道から沖縄まで幅広く事業を展開しています。
2024年7月30日の決算発表では、第1クオーターの経常が8%増益で着地しました。
売上高とEPSは右肩上がりで、来期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは9.81倍で、2025年の予想EPS132.1円から計算すると、適正価格は約1,295円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり44円で、利回りは約3.72%です。
配当性向は約32.6%で、9年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(9699)ニシオHD
ニシオHDは、建設機械、産業機械、イベント・展示会用品などのレンタル・販売を中心に展開しています。
2024年8月1日の決算発表では、2023年の第3クオーターの経常が19%増益で着地。
2024年の第1クオーターの経常も64%増益となりました。
売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。
過去10年間の平均PERは10.33倍で、2024年の予想EPS374.6円から計算すると、適正価格は約3,869円と、長期的に割安と判断できます。
配当金は1株当たり113円で、利回りは約3.05%です。
配当性向は約30.2%で、5年連続増配を続けています。
権利確定月は9月のみの一括配当です。
好決算なのに暴落で割安になった高配当株:まとめ
紹介した割安高配当株を列挙します。
証券コード | 銘柄名 | 配当利回り |
2317 | システナ | 3.51% |
3946 | トーモク | 3.62% |
4202 | ダイセル | 4.19% |
4206 | アイカ工業 | 3.42% |
4345 | CTS | 3.19% |
6653 | 正興電機製作所 | 3.41% |
7570 | 橋本総業HD | 3.72% |
9699 | ニシオHD | 3.05% |
以上、足元の相場では下落が続いていますが、今は売るタイミングではなく、むしろ買うタイミングをうかがうときです。
しっかりと底打ちを確認したら拾っていきたいですね。
本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。
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