【3月権利確定】新NISAで買いたい元高配当銘柄6選【利回り2.5%以上】

新NISAで買いたい3月権利確定の元高配当株 株式投資

 今回は、配当利回りが2.5%~3%までの高配当銘柄に注目し、6銘柄ご紹介します。

 抽出方法は、SBI証券のスクリーニング機能を用い、配当利回りが2.50~3.00%までの銘柄を抽出しました。

スクリーニング機能

 結果、2024年3月現在で、条件に当てはまる銘柄は495銘柄あることがわかりました。

スクリーニング機能
今回の話題
  • なぜ元高配当株に注目するのか?
  • 銘柄の選定基準。
  • おすすめの元高配当株6選。

 この記事を読めば、非課税で高い配当を受け取りながら、将来的なキャピタルゲインも狙えるでしょう。

要約AI
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キャッチコピーをつけるなら『新NISAで非課税配当+キャピタルゲイン!』です。

第1話:なぜ元高配当株に注目するのか?

 まず、日経平均株価は2023年1月から2024年3月にかけて、26,000円から40,000円まで急上昇しました。

 これにより多くの銘柄で株価が上昇してしまい、相対的に配当利回りが下がってしまいました。

日経平均
しおり
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高配当銘柄で有名だった企業も軒並み利回りが低下してしまいましたね……。

 それでも、焦って業績の悪い高配当株を買うよりも、多少利回りが劣っていても、業績が良く、今後の値上がりや増配が期待できる銘柄を買った方が、長期的に考えればパフォーマンスが良くなるかもしれません。

 どんなに良い銘柄でも下落する局面は必ず来ます。

 少しでも利回りを高めるために、押し目を狙って買いましょう。

 株価アラームを設定するなどして、目標株価まで下がったら通知が来るようにしておくと便利です。

 SBI証券の場合、メニューの「口座管理」から「お客さま情報設定・変更」、「Eメール通知サービス」、「スマートアラート(株価通知)」で、任意の銘柄が指定の株価になったとときにメールで通知してもらえるよう設定できます。

スマートアラート
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株の儲けは我慢料。

今から監視してじっとチャンスを待ちましょう。

第2話:銘柄の選定基準

 では、元高配当株を片っ端からマークしておけば良いかというと、そうではなく、あくまでも業績が良いにも関わらず、需給の関係で一時的に下落している企業を狙う必要があります。

 すべての銘柄で株価の上昇や配当が約束されているわけではないので、業績が悪化すれば、減配・無配に転落したり、さらに株価が低迷するリスクも存在するからです。

 特に、新NISAの成長投資枠で買いつける場合は、年間の非課税枠の上限が240万円までと決まっているため、どの銘柄に投資するべきか、しっかりと厳選した方が良いでしょう。

要約AI
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おすすめは、増配して高配当に復活したり、一時的に下落しても復調してキャピタルゲイン(売買益)を狙える銘柄です。

今回の選定基準
  • 3月権利確定。
  • 配当利回りが2.50~3.00%まで。
  • 売上・EPSが右肩上がり。
  • 10年以上減配無し。

 業績や配当利回りの推移などは『IR BANK』が見やすいので確認してみましょう。

 今回はたった492社なので、楽勝ですね。

第3話:おすすめの元高配当株6選

 とはいえ、忙しい人のために代わりに調べておきましたので、これから紹介するおすすめの優良銘柄を参考にしてください。

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ただし、情報は古くなっている可能性があります。

最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。

(4212)積水樹脂

 積水樹脂は、積水化学グループに属しており、防護壁や道路資材分野でトップの地位を持つ企業です。

 道路資材分野では、防護壁などでトップの地位を確立しています。

 外構や景観製品などのデザイン力にも強みを持っています。

 住宅建設関連のメッシュフェンスなどは好調であり、交通安全関連も工事の進捗により上向いています

 売上とEPSは、横ばいとなっています。

清水樹脂
清水樹脂

 配当金は1株当たり65円で、利回りは約2.57%です。

清水樹脂

 配当性向は約38.5%で、15年連続増配を続けています。

清水樹脂

 PERは17.58倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER11.82倍と現在のEPS143.6円から適正価格を割り出すと約1,697円

 その時の利回りは約3.83%です。

清水樹脂

 株価チャートは10年間で最高値付近となっています。

清水樹脂

 権利確定月は3月と9月です。

清水樹脂

(5011)ニチレキ

 ニチレキは、道路舗装や改質アスファルト・乳剤の分野でトップの地位を持つ企業です。

 道路舗装分野では、改質アスファルトや乳剤でトップの地位を確立しています。

 一般舗装工事の受注および施工は地域子会社が担当しています。

 伊藤忠エネクスとの資本業務提携により、アスファルト供給体制を共同整備しています。

 売上は右肩上がりで、EPSは軟調な展開となっています。

ニチレキ
ニチレキ

 配当金は1株当たり70円で、利回りは約2.87%です。

ニチレキ

 配当性向は約24.3%で、10年以上無配・減配はありません。

ニチレキ

 PERは13.79倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER8.56倍と現在のEPS176.9円から適正価格を割り出すと約1,514円

 その時の利回りは約4.62%です。

ニチレキ

 株価チャートは10年間で最高値付近となっています。

ニチレキ

 権利確定月は3月と9月です。

ニチレキ

(7931)未来工業

 未来工業は、電設資材の製造に特化した企業です。

 製品数は約2万点に及び、独自の製品が多く、高利益率を維持しています。

 また、残業ゼロの経営スタイルを採用しています。

 関東地域の非住宅分野で柱の電材・管材が急拡大しています。

 工場の省人化を進めており、ロボット用可動タイプの電線管を発売しています。

 売上とEPSは、右肩上がりを続けています。

未来工業
未来工業

 配当金は1株当たり134円で、利回りは約2.89%です。

未来工業

 配当性向は約31.4%で、10年以上無配・減配はありません。

未来工業

 2016年に減配しているように見えますが、これは2015年に10円の記念配当があったためです。

未来工業

 PERは16.08倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER13.30倍と現在のEPS291.6円から適正価格を割り出すと約3,878円

 その時の利回りは約3.45%です。

未来工業

 株価チャートは10年間で最高値付近となっています。

未来工業

 権利確定月は3月と9月ですが、月末ではなく、3月15日と9月18日が権利付き最終売買日となっていますのでご注意ください。

未来工業

(8331)千葉銀行

 千葉銀行は、地域銀行の大手であり、千葉県内で圧倒的な存在感を持っています。

 東京都内での展開も強化しており、武蔵野銀行や横浜銀行とも提携しています。

 さらに、地域銀行10行以上の広域連携も進めています。

 預貸金利ザヤが底入れし、貸出残高も増加しています。

 有証利息配当金も増加しており、外債実現損は急縮小しています。

 経常収益は横ばい、EPSは右肩上がりを続けています。

千葉銀行
千葉銀行

 配当金は1株当たり32円で、利回りは約2.60%です。

千葉銀行

 配当性向は約33.9%で、10年以上無配・減配はありません。

千葉銀行

 PERは14.33倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER10.42倍と現在のEPS85.7円から適正価格を割り出すと約893円

 その時の利回りは約3.58%です。

千葉銀行

 株価チャートは、10年間で最高値付近となっています。

千葉銀行

 権利確定月は3月と9月です。

千葉銀行

(8566)リコーリース

 リコーリースは、リコー系の企業であり、中小企業を主要な顧客基盤としています。

 集金代行や投資事業なども強化しています。

 みずほリースとは資本業務提携を行っています。

 事務機器の再リースが好調であり、介護事業も通期に寄与しています。

 売上とEPSは右肩上がりを続けています。

リコーリース
リコーリース

 配当金は1株当たり150円で、利回りは約2.88%です。

リコーリース

 配当性向は約30.0%で、24年連続増配を続けています。

リコーリース

 PERは13.90倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER8.07倍と現在のEPS376.3円から、適正価格を割り出すと約3,037円

 その時の利回りは約4.93%です。

リコーリース

 株価チャートは10年間で最高値付近となっています。

リコーリース

 権利確定月は3月と9月です。

リコーリース

(8591)オリックス

 オリックスは、リースを起点にして生命保険や不動産などの多角化を進め、海外展開にも力を入れている企業です。

 エネルギーや空港運営などの事業投資も積極的に行っています。

 新型感染症の給付金の減少により保険事業が伸びています。

 また、訪日観光客の回復により旅館・ホテル事業も改善しています。

 売上とEPSは右肩上がりを続けています。

オリックス
オリックス

 配当金は1株当たり94円で、利回りは約2.98%です。

オリックス

 配当性向は約37.0%で、10年以上無配・減配はありません。

オリックス

 PERは11.02倍と割高となっています。

 過去10年間の平均PER8.50倍と現在のEPS285.9円から適正価格を割り出すと約2,430円

 その時の利回りは約3.86%です。

オリックス

 株価チャートは10年間で最高値付近となっています。

オリックス

 権利確定月は3月と9月です。

オリックス

おすすめの元高配当株6選:まとめ

 各おすすめの銘柄の、現在の配当利回りと、過去平均PERから算出した適正価格と、その価格での配当利回りを列挙します。

証券コード銘柄名現在の利回り適正価格適正価格の利回り
4212積水樹脂2.57%1,697円3.83%
5011ニチレキ2.87%1,514円4.62%
7931未来工業2.89%3,878円3.45%
8331千葉銀行2.60%893円3.58%
8566リコーリース2.88%3,037円4.93%
8591オリックス2.98%2,430円3.86%
2024年3年11日時点

 以上、インフレも進んでいますし、現実的には過去の適正水準まで下落しないかもしれませんので、利回りが3%を超えるところまで下落したら、購入を検討し始めても良いでしょう。

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あなたもおすすめ銘柄があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

要約AI
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