【連続増配株】10年間ガチホすると利回りはどうなるか?【徹底検証】

連続増配銘柄の増配率 株式投資

 今回は、10年以上連続増配を続けている株を買ったら10年後に利回りがいくらになるのか、過去の増配率から検証しました。

今回の話題
  • 連続増配銘柄は記録順に買うべきか
  • 高増配率の連続増配銘柄の探し方
  • オススメの高増配銘柄9選
  • 株価100倍に大化けした連続増配株1銘柄
  • オススメのポートフォリオの作成例
要約AI
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この記事を読めば、ガチホするべき連続増配株がわかるでしょう。

 記事の最後に大切なお知らせもありますので、お見逃しなく!

第1話:連続増配銘柄は記録順に買うべきか

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何も考えずに記録順で買ってはいけないのでしょうか?

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結論から述べると、決して悪くはありませんが、連続増配記録上位の銘柄だけでは、成熟企業ばかりで増配率、つまり伸びしろが少ないです。

 たとえば、連続増配で有名な企業に、(4452)花王があります。

 35年連続増配を続けていて、今も日本一の記録を更新し続けていますよね。

 増配し続けているのは良いのですが、直近2015年から2024年の10年間の配当を確認すると、80円から152円に増えていることがわかります。

 この増配率は1.9倍とやや物足りません。

 次に、同じく連続増配で有名な企業に、(8593)三菱HCキャピタルがあります。

 こちらは26年連続増配を続けていますね。

 同様に、直近2015年から2024年の10年間の配当を確認すると、9.5円から37円と約3.9倍に増えていることがわかります。

三菱HCキャピタル

 計算を単純化し、10年前の利回りがいずれも4%だったとして、それを10年間ガチホしていたとしたら、現在の花王の利回りは7.6%になり、三菱HCキャピタルの利回りは15.6%にもなる計算です。

利回り

 このように長期投資を前提にするのであれば、増配率の高い銘柄に投資した方が投資効率が良いのです。

しおり
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では、この増配率の高い順に投資すれば良いですね?

要約AI
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いいえ、増配率順だけで判断するのも早計です。

 連続増配を続けている銘柄のなかには、業績が思わしくなくても、連続増配記録を保持するために無理やり増配し続けていると思われる企業が含まれているからです。

 たとえば、(2130)メンバーズは、12年連続増配を続けており、10年間の増配率は10.33倍にも増えています。

メンバーズ

 しかし、株価は10年前と比べ2.63倍にしかなっていません。

 株価も2021年ごろにダブルトップをつけて以降、5分の1になっています。

メンバーズ

 EPSの推移をみても、およそチャートに連動していることがわかります。

メンバーズ

2024年の配当性向は319.3%と、明らかに出しすぎですし、キャッシュフローも悪化しています。

メンバーズ

 このままでは、いずれ減配のリスクが生じるかもしれません。

しおり
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高配当株投資にとって、減配・無配は一番避けたいリスクですよね。

 いくら増配を続けているとはいえ、株価自体が大きく減ってしまっては長期保有がつらくなります。

 株価の下落リスクを減らすために、増配率以外にも、企業が健全に成長しているか把握するために、EPSの増加率も確認するようにしましょう。

第1話のまとめ
  • 連続増配記録トップでも長期保有に最適とは限らない。
  • 増配率が高い企業の方が、長期的に利回りが上がる。
  • 連続増配銘柄のなかには無理やり配当を出している企業もある。
  • 企業が成長しているか、EPSの伸びに注目する。

第2話:高増配率の連続増配銘柄の探し方

 以上を踏まえ、10年以上連続増配を続けている株を10年前に買っていたら現在の利回りが何%になっていたのか、そして現在買ったら10年後の利回りが何%になるのか、該当する銘柄の増配率・EPSの増加率・株価の増加率を、すべての対象銘柄で調べました。

 連続増配を続けているかは株探の銘柄検索より『「配当」連続増配ランキング』を参照しました。

 結果、10年以上連続増配を続けている企業は162銘柄あることがわかりました。

 この162銘柄について、2015年5月29日の株価と、2024年5月29日の株価から株価増加率、2015年の配当金と2024年の配当金から増配率、2015年のEPSと2024年のEPSからEPSの増加率を算出しました。

 さらに、2015年5月29日の株価と現在の配当金から、当時買ってガチホしていたら現在の利回りが何%になるのかを計算。

 同様に、過去と同じ増配率を維持するものと仮定して、2024年現在からガチホして、10年後の利回りが何%になるのかも計算しました。

 これらをまとめたリストがコレです。

10年以上連続増配銘柄リスト
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up主は暇なのでしょうか?

要約AI
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FIREしているため、時間が有り余っているのです。

第3話:オススメの高増配銘柄9選

 それでは連続増配銘柄のなかから、増配率の高い企業を9銘柄紹介します。

 また、高配当株の銘柄の方が長期保有に向いているので、現在の利回りが3%以上の銘柄に絞っています。

 さらに、EPSや株価も、なるべくキレイな右肩上がりになっている銘柄だけを選びました。

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ただし、情報は古くなっている可能性がありますし、未来の結果を保証するものではありません。

最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。

(6432)竹内製作所

 竹内製作所は、建設機械の中堅企業で、特にミニショベルの製造が主力となっています。

 また、クローラーローダーの開発において世界初を達成し、その製品は海外市場で高いシェアを獲得しています。

 過去10年間の増配率は17.56倍で、162銘柄中2番目の高さです。

 配当金は1株当たり200円で、利回りは約3.31%です。

 配当性向は約28.8%で、13年連続増配を続けています。

竹内製作所

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは3.49倍となっています。

竹内製作所
竹内製作所

 過去10年間の株価チャートは右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は2.71倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約12.16倍で、2024年のEPS548.6円から計算すると、適正価格は約6,670円になります。

竹内製作所

 権利確定月は2月のみの一括配当です。

竹内製作所

(2163)アルトナー

 アルトナーは、技術者派遣の古参として知られています。

 主に機械、電気・電子、ソフトウェアの設計開発を中心に事業を展開しており、人材紹介にも進出しています。

 過去10年間の増配率は12.00倍で、162銘柄中6番目の高さです。

 配当金は1株当たり80円で、利回りは約3.93%です。

 配当性向は約75.8%で、11年連続増配を続けています。

アルトナー

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは5.00倍となっています。

アルトナー
アルトナー

 過去10年間の株価チャートは、右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は6.41倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約15.06倍で、2024年のEPS99.0円から計算すると、適正価格は約1.490円になります。

アルトナー

 権利確定月は1月と7月です。

アルトナー

(4685)菱友システムズ

 菱友システムズは、情報処理、ソフトウェア開発・設計解析・システム機器販売を主力とする企業で、三菱重工系に属しています。

 また、IBMの有力特約店としても知られています。

 過去10年間の増配率は12.00倍で、162銘柄中6番目の高さです。

 配当金は1株当たり125円で、利回りは約3.47%です。

 配当性向は約31.6%で、10年連続増配を続けています。

菱友システムズ

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは94.95倍となっています。

菱友システムズ
菱友システムズ
しおり
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2015年だけEPSが極端に減少しているので、倍率が高く見えてしまいますね。

要約AI
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2016年の150.31円と比べると2.52倍となるので、この値の方が例年の倍率に近いです。

 過去10年間の株価チャートは右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は5.64倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約8.98倍で、2024年のEPS379.8円から計算すると、適正価格は約3,410円になります。

菱友システムズ

 権利確定月は3月と9月です。

菱友システムズ

(3288)オープンハウスグループ

 オープンハウスグループは、不動産関連事業を主に行っている企業です。

 特に、都内23区など都心部の狭小戸建て住宅に強みを持っています。

 仕入れから建築まで一貫したサービスを提供しており、これにより顧客のニーズに対応した住宅の提供が可能となっています。

 過去10年間の増配率は11.07倍で、162銘柄中9番目の高さです。

 配当金は1株当たり166円で、利回りは約3.81%です。

 配当性向は約21.5%で、11年連続増配を続けています。

オープンハウスグループ

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは3.49倍となっています。

オープンハウスグループ
オープンハウスグループ

 過去10年間の株価チャートは、2021年をピークに下落基調が続いていますが、2024年はレンジ相場となっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は4.65倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約8.25倍で、2024年のEPS781.0円から計算すると、適正価格は約6,443円になります。

オープンハウスグループ

 権利確定月は3月と9月です。

オープンハウスグループ

(9658)ビジネスブレイン太田昭和

 ビジネスブレイン太田昭和は、経営及びシステムコンサルティング、ビジネスシステム開発を事業とする株式会社です。

 過去10年間の増配率は6.82倍で、162銘柄中16番目の高さです。

 配当金は1株当たり78円で、利回りは約3.74%です。

 配当性向は約6.1%で、14年連続増配を続けています。

ビジネスブレイン太田昭和

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは20.01倍となっています。

ビジネスブレイン太田昭和
ビジネスブレイン太田昭和
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2024年はEPSが極端に高くなっているため、倍率も高く見えてしまいますね。

要約AI
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これはDXや新NISA対応による特需があったためです。

2025年予想の227.1円と比べると3.71倍となるので、この値の方が例年の倍率に近いです。

 過去10年間の株価チャートは右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は3.76倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約11.30倍で、2025年予想のEPS227.1円から計算すると、適正価格は約2,566円になります。

ビジネスブレイン太田昭和

 権利確定月は3月と9月です。

ビジネスブレイン太田昭和

(8424)芙蓉総合リース

 芙蓉総合リースは、みずほ系の企業で、不動産リースに強みを持っています。

 再エネ投資や事業運営に注力しており、買収を通じてビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)も拡充しています。

 過去10年間の増配率は5.50倍で、162銘柄中18番目の高さです。

 配当金は1株当たり450円で、利回りは約3.63%です。

 配当性向は約28.0%で、20年連続増配を続けています。

芙蓉総合リース

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは3.34倍となっています。

芙蓉総合リース
芙蓉総合リース

 過去10年間の株価チャートは右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は2.36倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約8.28倍で、2024年のEPS1571.4円から計算すると、適正価格は約13,011円になります。

芙蓉総合リース

 権利確定月は3月と9月です。

芙蓉総合リース

(9037)ハマキョウレックス

 ハマキョウレックスは、独立系の物流一括受託(3PL)大手で、貨物運送は路線トラックを軸に展開しています。

 過去10年間の増配率は5.45倍で、162銘柄中19番目の高さです。

 配当金は1株当たり35円で、利回りは約3.56%です。

 配当性向は約27.1%で、19年連続増配を続けています。

ハマキョウレックス

 過去10年間の営業収益とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは1.90倍となっています。

ハマキョウレックス
ハマキョウレックス

 過去10年間の株価チャートは、波があるものの、およそ右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は1.63倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約9.58倍で、2024年のEPS442.6円から計算すると、適正価格は約4,240円になります。

ハマキョウレックス

 権利確定月は3月と9月です。

ハマキョウレックス

(8929)青山財産ネットワークス

 青山財産ネットワークスは、富裕層向けの資産運用と相続コンサルティングを主力事業としています。

 また、顧客基盤の拡大を目指し、不動産運用商品の組成にも力を入れています。

 過去10年間の増配率は5.11倍で、162銘柄中27番目の高さです。

 配当金は1株当たり46円で、利回りは約3.46%です。

 配当性向は約48.3%で、14年連続増配を続けています。

青山財産ネットワークス
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なお、2022年に減配しているように見えますが、これは2021年に株式分割があったためであり、実際は3円増配されています。

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは4.16倍となっています。

青山財産ネットワークス
青山財産ネットワークス

 過去10年間の株価チャートは、波があるものの、およそ右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は3.97倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約17.73倍で、2024年のEPS91.9円から計算すると、適正価格は約1,629円になります。

青山財産ネットワークス

 権利確定月は6月と12月です。

青山財産ネットワークス

(8015)豊田通商

 豊田通商は、トヨタグループの一員として、幅広い事業を展開している総合商社です。

 過去10年間の増配率は5.00倍で、162銘柄中29番目の高さです。

 配当金は1株当たり300円で、利回りは約3.13%です。

 配当性向は約29.7%で、15年連続増配を続けています。

豊田通商
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図では配当金が100円になっていますが、これは株式分割があるためです。

 過去10年間の収益とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは4.53倍となっています。

豊田通商
豊田通商

 過去10年間の株価チャートは、右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は2.75倍となっています。

 過去10年間の平均PERは約11.68倍で、2024年のEPS941.9円から計算すると、適正価格は約11,001円になります。

豊田通商

 権利確定月は3月と9月です。

豊田通商

第4話:株価100倍に大化けした連続増配株1銘柄

 おまけとして、この10年で株価が約100倍に大化けした連続増配株を、1銘柄紹介します。

 その銘柄とは、(6920)レーザーテックです。

 レーザーテックは、半導体、およびフラットパネルディスプレイ向けの検査・測定装置の設計製造、販・売を行っています。

しおり
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グレートグロース株として有名ですが、増配も11年連続で行われているんですね。

要約AI
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しかし、現在の配当利回りは約0.46%と低いため、オススメ銘柄とは区別しました。

 過去10年間の増配率は16.61倍で、162銘柄中3番目の高さです。

 配当金は1株当たり191円で、利回りは約0.46%です。

 配当性向は約35.2%で、11年連続増配を続けています。

レーザーテック

 過去10年間の売上高とEPSは右肩上がり。

 2015年と2024年を比べ、EPSは16.56倍となっています。

レーザーテック
レーザーテック

 過去10年間の株価チャートは右肩上がりとなっています。

 2015年5月29日と2024年5月29日の株価を比べ、株価は95.10倍となっています。

 さらに配当利回りも、約2.60%だった当時から、現在までガチホしていれば約43.56%にもなっています。

レーザーテック

 つまり、10年前に100万円分買ってガチホしていたら、今頃はこの銘柄だけで億り人になれていましたし、税引き前で435,600円もの配当が受け取れるようになっていたわけです。

しおり
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この記憶を持って10年前に戻りたい……。

 過去10年間の平均PERは約48.03倍で、2024年のEPS543.3円から計算すると、適正価格は約26,094円になります。

 常に期待されているので、PERも常に割高ですね。

 権利確定月は6月と12月です。

レーザーテック
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ただし、この動画を編集している最中に、レーザーテックの不正会計疑惑が浮上しました。

疑惑が完全に否定されるまでは手を出さないほうが賢明です。

第5話:オススメのポートフォリオの作成例

 ここでは、今回検証した162銘柄のなかから厳選し、新NISAの成長投資枠でポートフォリオを作成した例を紹介します。

ポートフォリオの一例の前提条件
  • 10年以上連続増配の162銘柄のなかから選定。
  • 新NISAの成長投資枠で、年間非課税枠の最大240万円分を投資した場合を想定。
  • 各銘柄に均等に投資する。
  • 単元未満でも購入する。
  • 価格と利回りは、2024年5月29日時点で計算。

例1.連続増配記録の上位12銘柄で構成

 まず、比較のために、連続増配記録の上位12銘柄でポートフォリオを作成しました。

連続増配銘柄で構成したポートフォリオ

 すると結果は、現時点の配当金は年間60,690円平均利回りは2.53%となります。

 これを10年間ガチホすると、評価額は3,397,725円配当金は年間160,362円平均利回りは6.68%になりました。

要約AI
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新NISAなら非課税で受け取れるので、この額面がそのまま利益になります。

 現状の利回りは物足りないですが、10年後にはじゅうぶんな利回りになっていますね。

 小林製薬は直近で問題を起こしているから気にはなりますが、通信キャリアも含まれていますし、安定していそうです。

小林製薬

例2.連続増配記録の上位銘柄+オススメ銘柄+100倍銘柄

 次に、今回紹介したオススメ銘柄とレーザーテック、それから連続増配上位銘柄のなかから、比較的増配率が高い銘柄を組み合わせてみました。

連続増配銘柄で構成したポートフォリオ

 結果、現時点の配当金は年間74,536円平均利回りは3.11%となります。

 こちらも、新NISAなら非課税で受け取れるので、この額面がそのまま利益になります。

 そして、こちらも10年間ガチホすると、評価額は23,334,915円配当金は年間591,427円平均利回りは24,64%になりました。

しおり
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評価額も平均利回りも、文字通り桁違いの伸びですね。

 この結果はやはり、レーザーテックの寄与度が大きいです。

 レーザーテックを除いて、連続増配記録上位銘柄に置き換えると、現在の利回りこそ上がるものの、10年後の評価額は7,598,619円と大きく減ります。

連続増配銘柄で構成したポートフォリオ

 平均利回りは24.63%なので、ほとんど変わりませんね。

 レーザーテックを組み入れると、配当以上に、株価の上昇が期待できることがわかります。

 ほかに特徴的なのは、リース会社が3社含まれている点でしょうか。

 リースは安定して成長し続けている業界といえそうです。

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この予測通りになるのか、10年後の結果が楽しみですが……

小林製薬やレーザーテックの件もありますし、これは完全に皮算用なのでは?

要約AI
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たしかに、過去伸びたからといって今後も伸び続けるかといえば、ほかの成熟企業と同様、鈍化していくかもしれません。

 また、小林製薬やレーザーテックのように、各社特有のリスクが顕在化することもあります。

 長期保有するなら、常にこういったリスクとも向き合い続けなくてはいけません。

 だからこそ、銘柄を分散しておくことが重要になるのです。

 さらに、こういったデータ分析も、いつからいつまでのデータを採取するかで、数値が大きく変動するため、注意必要です。

 それでも、今回紹介した銘柄たちに残されている伸びしろは、ほかよりも多いと考えられるでしょう。

 期待値を調べておけば、握力が増すのも確かなのです。

 以上、今回検証した銘柄については、今後も毎年検証していきたいと思います。

お知らせ

 今回作成した10年以上連続増配162銘柄すべてのデータを、当ブログの関連youtube『株式投資本要約AIチャンネル』にて、メンバー限定で公開しています。

 今回紹介した銘柄以外にも有望な銘柄が多数含まれていますので、ポートフォリオの参考なるでしょう。

 また、過去10年の平均PERから、現在の株価が割高かどうかも調べていますので、合わせて目安にしてください。

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興味を持っていただけたなら、これを機会にメンバー登録して、いっしょに勉強していきましょう。

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本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。

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