9月に株式分割するおすすめ銘柄8選

9月に株式分割するおすすめ銘柄 株式投資

 今回は、9月に株式分割を予定している49銘柄のうち、おすすめの8銘柄を紹介します。

今回の話題
  • 9月に株式分割するおすすめ銘柄8選

 株式分割とは、企業が発行済みの株式を細分化し、株数を増やすことを指します。

 これにより、流動性が向上するとともに、投資への敷居が下がるため、より多くの投資家が購入しやすくなります。

株式分割の例
要約AI
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銘柄への注目度も上がるので、株主にとってメリットが多いです。

第1話:9月に株式分割するおすすめ銘柄8選

今回の選定基準
  • 9月に株式分割する
  • 今期の売上・EPSが過去最高予想
  • 10年以上減配・無配無し
  • 財務健全
  • 営業CFがプラス
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ただし、情報は古くなっている可能性があります。

最終的な確認や売買判断は、ご自身でおこなってください。

(2502)アサヒグループHD

 アサヒグループHDは、日本を拠点とする大手飲料メーカーです。

 主にビール、清涼飲料水、食品などを製造・販売しています。

 株式分割は1:3で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

アサヒグループ

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、6.87%で、ROAは、3.41%となっています。

アサヒグループ

 PERは、14.3倍で、過去10年間の平均PERは、18.60倍。

 今期予想EPS383.87円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約7,140円と、長期的に割安と判断できます。

 株価チャートは、6,000円付近を上限に下値を切り上げる三角持ち合いのような形をしています。

アサヒグループ
要約AI
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業績とともにうわ抜けてほしいですね。

 財務状況は、自己資本比率が約46.5%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は1兆4,100億円で、有利子負債比率は57.34%と、健全と言えます。

アサヒグループ

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

アサヒグループ

 配当金は、1株当たり47円で、17年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約2.82倍。

 配当性向は、約37.4%で、利回りは、約2.59%です。

アサヒグループ

 配当方針については、配当性向40%としています。

アサヒグループ

 権利確定月は、6月と12月です。

アサヒグループ

(3431)宮地エンジニアリンググループ

 宮地エンジニアリンググループは、橋梁や鉄骨などの鋼構造物の設計・製作・施工・補修を行う総合エンジニアリング企業です。

 主な事業子会社として、宮地エンジニアリングとエム・エム ブリッジを持ち、特に長大橋や鉄道橋の新設および大規模更新に強みを持っています。

 株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

宮地エンジニアリンググループ

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、11.29%で、ROAは、6.10%となっています。

宮地エンジニアリンググループ

 PERは、12.8倍で、過去10年間の平均PERは、9.96倍。

 今期予想EPS323.3円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約3,220円と、長期的に割高と判断できます。

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

宮地エンジニアリンググループ

 財務状況は、自己資本比率が約53.5%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は3億円で、有利子負債比率は0.76%と、健全と言えます。

宮地エンジニアリンググループ

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

宮地エンジニアリンググループ

 配当金は、1株当たり97.5円で、2年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約9.75倍。

 配当性向は、約31.0%で、利回りは、約4.58%です。

宮地エンジニアリンググループ

 配当方針については、配当性向30%以上を目安に、1株あたりの配当額140円の継続的な維持・拡大を目標としています。

宮地エンジニアリンググループ

 権利確定月は、3月と9月です。

宮地エンジニアリンググループ

(4684)オービック

 オービックは、企業情報システムのシステムインテグレーション事業・システムサポート事業・オフィスオートメーション事業、および業務用パッケージソフト事業を展開しています。

 特に、ERPシステムの提供に強みを持ち、中小企業から大企業まで幅広い顧客層にサービスを提供しています。

 株式分割は1:5で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

オービック

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、15.61%で、ROAは、13.58%となっています。

オービック

 PERは、35.9倍で、過去10年間の平均PERは、33.76倍。

 今期予想EPS716.12円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約24,176円と、長期的に割高と判断できます。

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

オービック

 財務状況は、自己資本比率が約86.3%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は無く、健全と言えます。

オービック

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

オービック

 配当金は、1株当たり64円で、13年連続増配を続けています。

 2015年に減配しているように見えますが、これは2014年に記念配当50円と株式分割10対1があったためです。

 過去10年間の増配率は、約3.76倍。

 配当性向は、約45.8%で、利回りは、約1.24%です。

オービック

 配当方針については、有価証券報告書より、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標とし、連結配当性向45%程度としています。

オービック

 権利確定月は、3月と9月です。

オービック

(6230)SANEI

 SANEIは、主に水まわり製品の企画、製造、販売をおこなっています。

 特に給水栓金具の分野で大手として知られています。

 デザイン性に優れた製品を提供しており、住宅設備機器やリフォーム関連の市場で強みを持っています。

 株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

SANEI

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、10.51%で、ROAは、5.91%となっています。

SANEI

 PERは、7.8倍で、2020年12月上場以来の平均PERは、8.48倍。

 今期予想EPS611.64円と、過去平均PERから計算すると、適正価格は約5,187円と、長期的に割安と判断できます。

 株価チャートは、2022年12月を底にして、上昇トレンドとなっています。

SANEI

 財務状況は、自己資本比率が約54.2%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は29億2,000万円で、有利子負債比率は22.26%と、健全と言えます。

SANEI

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

SANEI

 直近の営業キャッシュフローが例年より大きく減少している理由は、有価証券報告書より、仕入債務の減少が大きく寄与しています。

 仕入債務の減少理由は、支払手形及び電子記録債務のサイト(満期までの期間)を、120日から60日に短縮したためです。

SANEI
SANEI
しおり
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債券を早く現金化できるようにしたわけですね。

 2024年11月以降、サイトが60日を超える手形や電子記録債権の交付は、行政指導の対象となったため、これに対応したものと考えられます。

SANEI
要約AI
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しかしこの取り組みは、資金繰りを改善するために重要です。

 売上は増えていますし、本業での儲けが減ったわけではないので、問題無いでしょう。

 配当金は、1株当たり57.5円で、8年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約7.66倍。

 配当性向は、約18.3%で、利回りは、約2.42%です。

SANEI

 配当方針については、累進配当を宣言しています。

SANEI

 権利確定月は、3月と9月です。

SANEI

(6988)日東電工

 日東電工は、日本を代表する化学メーカーで、特にテープやフィルムの製造で知られています。

 ニッチな市場で高いシェアを持ち、技術革新を続けることで成長を続けています。

 株式分割は1:5で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

日東電工

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、12.73%で、ROAは、9.97%となっています。

日東電工

 PERは、12.6倍で、過去10年間の平均PERは、16.22倍。

 今期予想EPS926.1円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約15,021円と、長期的に割安と判断できます。

 株価チャートは、ボラティリティーがあるものの、上昇トレンドとなっています。

日東電工

 財務状況は、自己資本比率が約78.7%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は3億4,500万円で、有利子負債比率は0.04%と、健全と言えます。

日東電工

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

日東電工

 配当金は、1株当たり56円で、4年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、2.0倍。

 配当性向は、約36.1%で、利回りは、約2.40%です。

日東電工

 配当方針については、有価証券報告書より、DOE4%以上を継続することを目指すとしています。

日東電工

 権利確定月は、3月と9月です。

日東電工

(7979)松風

 松風は、主に歯科材料や器具を製造・販売している日本の企業です。

 特に人工歯や研削剤の分野で高いシェアを持っています。

 また、感染予防製品やネイル製品も取り扱っており、海外市場にも積極的に展開しています。

 株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

松風

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、10.58%で、ROAは、8.77%となっています。

松風

 PERは、22.4倍で、過去10年間の平均PERは、21.54倍。

 今期予想EPS249.67円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約5,378円と、長期的に割高と判断できます。

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

松風

 財務状況は、自己資本比率が約82.7%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は2億8,100万円で、有利子負債比率は0.68%と、健全と言えます。

松風

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

松風

 配当金は、1株当たり44円で、7年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約4.89倍。

 配当性向は、約30.1%で、利回りは、約1.58%です。

松風

 配当方針については、有価証券報告書より、連結配当性向40%以上、DOE3.0%を目安とするとしています。

松風

 権利確定月は、3月と9月です。

松風

(9037)ハマキョウレックス

 ハマキョウレックスは、物流の一括受託サービスを提供しており、特に貨物運送では路線トラックを中心に展開しています。

 株式分割は1:4で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

ハマキョウレックス

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、10.15%で、ROAは、5.54%となっています。

ハマキョウレックス

 PERは、10.2倍で、過去10年間の平均PERは、9.63倍。

 今期予想EPS460.08円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約4,431円と、長期的に割高と判断できます。

 株価チャートは、ボラティリティーがあるものの、上昇トレンドとなっています。

ハマキョウレックス

 財務状況は、自己資本比率が約54.2%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は235億円で、有利子負債比率は28.01%と、健全と言えます。

ハマキョウレックス

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

ハマキョウレックス

 配当金は、1株当たり35円で、19年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約5.09倍。

 配当性向は、約27.1%で、利回りは、約2.99%です。

ハマキョウレックス

 配当方針については、有価証券報告書より、配当性向30%としています。

ハマキョウレックス

 権利確定月は、3月と9月です。

ハマキョウレックス

(9072)ニッコンHD

 ニッコンHDは、日本の大手物流企業です。

 自動車輸送を中心に、特にホンダ向けの輸送が主力です。

 株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は9月26日(木)、効力発生日は10月1日(火)になります。

ニッコン

 売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。

 ROEは、6.93%で、ROAは、4.07%となっています。

ニッコン

 PERは、13.9倍で、過去10年間の平均PERは、11.83倍。

 今期予想EPS269.57円と、過去10年間の平均PERから計算すると、適正価格は約3,189円と、長期的に割高と判断できます。

 株価チャートは、ボラティリティーがあるものの、上昇トレンドとなっています。

ニッコン

 財務状況は、自己資本比率が約63.3%で、利益剰余金は右肩上がり。

 有利子負債は791億円で、有利子負債比率は32.15%と、健全と言えます。

ニッコン

 キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。

ニッコン

 配当金は、1株当たり54円で、4年連続増配を続けています。

 過去10年間の増配率は、約2.04倍。

 配当性向は、約40.1%で、利回りは、約2.87%です。

ニッコン

 配当方針については、有価証券報告書より、配当性向40%を目途とし、累進配当を基本方針とするとあります。

 過去に減配実績はありますが、今後はその心配はなさそうです。

ニッコン

 権利確定月は、3月と9月です。

ニッコン

9月に株式分割するおすすめ銘柄:まとめ

 紹介したおすすめ銘柄を列挙します。

証券コード銘柄名分割比率配当利回り現在株価分割後株価
2502アサヒグループHD1:32.59%5,445円1,815円
3431宮地エンジニアリンググループ1:24.58%4,260円2,130円
4684オービック1:51.24%25,730円5,146円
6230SANEI1:22.42%4,755円2,377.5円
6988日東電工1:52.40%11,670円2,334円
7979松風1:21.58%5,580円2,790円
9037ハマキョウレックス1:42.99%4,690円1,172.5円
9072ニッコンHD1:22.87%3,757円1,878.5円
2024年8月23日時点
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今後も該当月に株式分割を予定している銘柄があれば、そのなかかおすすめを紹介しますので、気になる人はお気に入り登録をしてお待ちください。

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