今回は、連続最高益を更新中の企業に注目し、おすすめの高配当株を11銘柄ご紹介します。
- なぜに連続最高益銘柄に注目するのか。
- 銘柄の選定基準。
- 連続最高益更新中のオススメ高配当株11選。
この動画を見れば、高配当株を割安で買え、配当をもらいつつ、将来的なキャピタルゲインも狙えるでしょう。
第1話:なぜ連続最高益銘柄に注目するのか
企業が安定して利益を上げ続けている証拠
連続して最高益を更新しているということは、市場での競争力が高く、需要のある商品やサービスを提供していることを意味します。
このような企業は将来的にも利益を継続して上げる可能性が高いと見ることができます。
高配当株は安定した収入源となる
配当は企業の利益に基づいて支払われるため、利益が増えれば配当も増える可能性があります。
したがって、連続最高益を更新する企業に投資することは、長期的に見て配当収入の増加につながるかもしれません。
不況時に強い
最高益を更新し続ける企業は、一般的に経営が健全であり、内部留保を積み上げることができるため、不況時にも強いと言えます。
これは、投資リスクを低減する要因となります。
長期投資に向いているし、増配も期待できますね。
連続最高益銘柄の注意点
ただし、過去の実績が将来の成果を保証するものではないことに注意が必要です。
市場環境の変化や競争の激化など、様々な要因が企業の業績に影響を与える可能性があります。
そのため、投資判断を行う際には、最新の市場情報や企業分析を行うことが重要です。
第2話:銘柄の選定基準
- 連続最高益更新中の銘柄。
- 売上とEPSが右肩上がり。
- 利回り3%以上。
- 10年以上減配・無配無し。
- 株価が5年チャートで右肩上がり。
抽出方法は、株探の銘柄検索から『【連続最高益】銘柄リスト』を参照しました。
その連続最高益の絞り込み条件は、時価総額が10億円以上でかつ、経常最高益更新の連続期数が5期以上の銘柄となっています。
結果、2024年5月現在で、【連続最高益】銘柄は178あり、さらに利回り3%以上に当てはまる銘柄は、35あることがわかりました。
売上やEPS、配当の推移などは『IR BANK』で確認しましょう。
第3話:連続最高益更新中のオススメ高配当株11選
適正価格は、2025年の予想EPSと、2020年からの過去平均PERから算出しています。
割安かどうかの目安にしてください。
ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。
(3834)朝日ネット
朝日ネットは、独立系のインターネットサービスプロバイダ(ISP)として大手の地位を確立しています。
同社はASAHIネットの運営をおこなっており、インターネット接続サービスに加えて、大学向けの教育支援サービス『マナバ』も提供しています。
最高益は6期連続で更新中。
来期も売上高・営業利益・経常利益・EPSがプラス予想となっています。
株価チャートは、2022年以降は右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS55.5円と、2020年からの平均PER15.18倍から適正価格を計算すると、約842円になります。
配当金は1株当たり24円で、利回りは約3.69%です。
配当性向は約49.5%で、6年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(7187)ジェイリース
ジェイリースは、住居や事業用の家賃保証における大手企業です。
大都市を中心に地方にも積極的に出店し、全国規模での展開を行っています。
また、病院向けの医療費保証事業にも進出しており、その分野でも事業を拡大しています。
最高益は5期連続で更新中。
来期も売上高・営業利益・経常利益・EPSがプラス予想となっています。
株価チャートは、およそ右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS106.3円と、2020年からの平均PER17.56倍から適正価格を計算すると、約1,867円になります。
配当金は1株当たり45円で、利回りは約3.75%です。
配当性向は約32.0%で、5年連続増配を続けています。
権利確定月は3月と9月です。
(7425)初穂商事
初穂商事は、建築資材を専門に扱う商社です。
主にビル向けの鋼製下地材や不燃材を取り扱っており、エクステリア商品も展開しています。
最高益は5期連続で更新中。
来期も売上高・営業利益・経常利益・EPSがプラス予想となっています。
株価チャートは、右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS599.2円と、2020年からの平均PER6.30倍から適正価格を計算すると、約3,775円になります。
配当金は1株当たり120円で、利回りは約3.31%です。
配当性向は約18.5%で、増配傾向を続けています。
権利確定月は12月のみの一括配当です。
(1419)タマホーム
タマホームは、ローコスト系の注文住宅を提供する企業で、首都圏郊外や地方を中心に事業を展開しています。
分譲住宅やオフィス区分販売も手掛けており、住宅事業が主力です。
最高益は7期連続で更新中。
来期も売上高・営業利益・経常利益・EPSがプラス予想となっています。
株価チャートは、右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS317.4円と、2020年からの平均PER10.28倍から適正価格を計算すると、約3,262円になります。
配当金は1株当たり185円で、利回りは約4.12%です。
配当性向は約59.9%で、8年連続増配を続けています。
権利確定月は5月のみの一括配当です。
(4743)アイティフォー
アイティフォーは、独立系のシステムインテグレーターとして位置づけられています。
ネットワーク構築や延滞債権管理システムなどのソフトウェア開発に強みを持っており、これらの分野での専門性が高いことが特徴です。
最高益は7期連続で更新中。
来期は売上高・営業利益・経常利益がプラス予想となっています。
株価チャートは、右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS101.6円と、2020年からの平均PER13.86倍から適正価格を計算すると、約1,408円になります。
配当金は1株当たり50円で、利回りは約3.92%です。
配当性向は約39.3%で、増配傾向を続けています。
権利確定月は3月のみの一括配当です。
(9368)キムラユニティー
キムラユニティーは、愛知県を基盤とする企業で、トヨタの部品包装を主力事業としています。
また、カーリースや車両整備などの自動車サービスも提供し、中国での事業基盤を拡大しているようです。
最高益は6期連続で更新中。
来期も売上高・営業利益・経常利益・EPSがプラス予想となっています。
株価チャートは、右肩上がりとなっています。
2025年の予想EPS152.7円と、2023年からの平均PER9.10倍から適正価格を計算すると、約1,389円になります。