あなたは、新NISAの成長投資枠を使って高配当株に投資したいけど、どの銘柄を買えばいいか迷っていませんか?
しかし、ただ利回りが高いという理由だけで買ってしまうと、大損してしまうかもしれません。
そこで今回は、2月権利確定の日本株の高配当銘柄を3つご紹介します。
新NISAの始め方は別の記事で解説していますのでコチラをご覧ください。
- 新NISAの成長投資枠で買いたい高配当銘柄の選定基準。
- 月ごとの権利確定銘柄の探し方。
- 2月権利確定の日本株高配当銘柄3選。
本記事を読めば、長期的に安定した配当を非課税で受け取り続けられるでしょう。
キャッチコピーをつけるなら『新NISAで非課税配当生活!』です。
第1話:新NISAの成長投資枠で買いたい高配当銘柄の選定基準
第1話では、新NISAの成長投資枠で買いたい高配当銘柄の選定基準を解説します。
- 売上・EPSが右肩上がり。
- 増配傾向にある。
- 長期目線で配当+優待の総合利回りが3%以上。
- 長期目線で株価の上昇も期待できる。
2024年現在、日本の株価は上昇局面にあり、配当利回りの良い銘柄が少なくなっています。
利回りの高い銘柄の中には罠銘柄も多く、利回りだけを見て買うのは危険です。
罠銘柄とは、業績が悪く、株価が低迷しているために、相対的に利回りが高く見える企業です。
将来的に減配・無配となるリスクがあり、株価もさらに下がる可能性があるので避けなくてはいけません。
そもそも、高配当株への投資は、頻繁に売り買いする投資法ではないのです。
特に新NISAの成長投資枠は、年間240万円分までしか購入できませんので、売ってしまうと配当取りの機会を逃してしまうかもしれません。
あくまでも業績が良く、増配できる銘柄を保有し、長期的な目線で配当を得続けましょう。
第2話:月ごとの権利確定銘柄の探し方
第2話では、月ごとの権利確定銘柄の探し方を解説します。
まず「みんかぶ」で該当月の配当+優待の利回りを確認しましょう。
「トップページ」から「銘柄を探す」の「配当+優待ランキング」をクリックしてください。
そこからさらに、各月をクリックすれば、該当月の利回りランキングを参照できます。
ランキングから気になる銘柄を見つけたら、次にその銘柄の業績などを「IR BANK」で確認しましょう。
特に注目すべき項目は、EPS・配当の推移・PER・PBRです。
EPSと配当は、過去と比べ、年を重ねるごとに右肩上がりに伸びていればOKです。
PERは、株価がEPSの何倍になっているかを示しており、これが過去のPERや同業他社のPERと比べ、低ければ割安と判断できます。
PBRは、株価が1株当たりの純資産の何倍になっているかを示しており、株価が1倍を割れていると割安と判断できます。
第3話:2月権利確定の日本株高配当銘柄3選
第3話では、1話と2話を踏まえ、2月権利確定の銘柄のなかから探したおすすめ銘柄をご紹介します。
ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断はご自身で行ってください。
おすすめ銘柄1:(8905)イオンモール
イオンモールは、イオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営しています。
日本国内では100か所以上のショッピングセンターを展開しており、飲食や映画を中心に客数が好調です。
営業益も継続的に伸びており、新型感染症関連の特損も減少しています。
中国では既存店舗が急速に回復しており、ベトナムでも高い水準を維持しています。
さらに、2025年2月期には新店舗4店舗(前期6店舗)をオープン予定であり、改装効果が既存店舗で堅調に発揮されています。
そんなイオンモールの配当金は1株50円で、配当利回りは約2.72%となっています。
株主優待は、100株保有の場合、3,000円相当の「イオンギフトカード」・「カタログギフト」・「カーボンオフセットサービスの購入」のなかから1つ選択できます。
優待利回りは約1.62%で、配当利回りと合わせた総合利回りは約4.34%になります。
参照元:みんかぶ
売上は、新型感染症が流行った時は落ち込みましたが、それ以外はキレイな右肩上がりとなっており、EPSも回復基調にあります。
PERは15.51倍と平年並み。
PBRは0.88倍と1倍を割れています。
配当は10年以上減配していないので安心して保有できます。
おすすめ銘柄2:(3050)DCMホールディングス
DCMホールディングスは、ホームセンター業界で2位を誇る企業です。
ホームセンターブランド「DCM」や、プロ向け業態「ホダカ」・小型店「ニコット」を展開し、園芸・インプルーブメント・レジャーなどの事業分野で活動しています。
また、成長戦略を進めており、最近では、持分のケーヨーを約523億円で買収し、同時にイオンが当社株を追加取得しています。
さらに、プライベートブランドの開発や店舗運営の効率化も推進しています。
そんなDCMホールディングスの配当金は1株40円で、配当利回りは約2.87%となっています。
株主優待は、100株保有の場合、500円相当の買物優待券がもらえます。
優待利回りは約0.35%で、配当利回りと合わせた総合利回りは約3.22%になります。
参照元:みんかぶ
売上とEPSはおよそキレイな右肩上がりとなっています。
PERは8.9倍と過去よりも割安感があります。
PBRも0.66倍と1倍を大きく割れています。
配当は10年以上減配していないので安心して保有できます。
おすすめ銘柄3:(9787)イオンディライト
イオンディライトは、施設管理分野で売上首位を誇る企業です。
設備管理・警備・清掃・建設施工・資材関連・自動販売機など、多彩な事業を展開していますが、その売上の約6割はイオングループに依存しています。
他には中国やASEAN諸国への進出も積極的に行っています。
そんなイオンディライトの配当金は1株86円で、配当利回りは約2.30%となっています。
株主優待は、100株保有の場合、2,000円相当のイオンギフトカードがもらえます。
ただし、100株以上の保有を1年以上継続が条件なので注意しましょう。
優待利回りは約0.53%で、配当利回りと合わせた総合利回りは約2.81%になります。
売上とEPSは微増か横ばい基調。
PERは18.15倍と過去よりもやや割高、PBRも1.82倍となっています。
配当は、現状3%を下回っていますが、10年以上連続増配しているので、長期で保有すれば高い利回りが期待できます。
2月権利確定の高配当銘柄:まとめ
- 成長投資枠で高配当銘柄を買うなら、長期目線で投資する。
- みんかぶで該当月の配当+優待の利回りを確認する。
- 2月権利確定のおすすめ銘柄は、イオンモール・DCMホールディングス・イオンディライト。
以上が、2月権利確定で買いたい高配当銘柄になります。
2月の権利付最終売買日は2月27日(火)です。
ぎりぎりまで待つと、買いたい人が殺到し、株価が上がっている可能性がありますので、早めの購入をおすすめします。
本記事の内容は、Youtubeでも視聴することができます。
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