【AIで本要約】現役銀行員・証券アナリストがやっている トクする株主優待の選び方: たったの3ステップ!勝ちを狙わない「負けない」投資法|著:浅見陽輔

トクする株主優待の選び方 本要約:AI・ChatGPT

 今回は『現役銀行員・証券アナリストがやっているトクする株主優待の選び方: たったの3ステップ!勝ちを狙わない「負けない」投資法』について解説します。


現役銀行員・証券アナリストがやっている トクする株主優待の選び方: たったの3ステップ!勝ちを狙わない「負けない」投資法 Kindle投資読本

著者:浅見陽輔さんのプロフィール

 浅見陽輔さんは、大阪府立大学大学院で生命科学を専攻し、卒業後は銀行に勤めました。

 現在は、日本証券アナリスト協会の認定アナリストとして、金融機関で投資運用やリスク管理などの業務に携わっています。

 Twitterや音声配信などのプラットフォームでも情報発信を行っており、Kindle作家としての実績やノウハウを公開しています。

トクする株主優待の選び方:要約

 本書は、株主優待で利益を得る方法を紹介しています。

 株主優待とは、企業が株主に対して提供する特典で、商品券や食品・カタログギフトなどがあります。

 株主優待をもらうには、優待権利確定日に株式を保有していればいいので、株価の変動に左右されにくく、リスクを抑えた投資ができます。

 本書を読めば、この手順に沿って、自分にとってベストな優待株を見つけられるでしょう。

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キャッチコピーをつけるなら『株主優待は負けない投資!』です。

第1章:優待株投資は、「投資のプロ」に勝てる唯⼀の方法

 本章では、優待株投資のメリットと戦略について、この4つのポイントで解説します。

  • 「利益額」では、プロには絶対勝てない。
  • 「利回り」なら、素人でもプロに勝てる。
  • 「黄金の羽根を拾う」投資法。
  • 30万円のラスク、買いますか?

 まず、プロの投資家には市場知識や資金、情報があり、個人投資家はこれに匹敵できません。

 利益額でプロには勝つのは難しいのです。

 しかし、利回りを考慮することで、個人投資家もプロに対抗できます。

 高い利回りを持つ銘柄を選択すれば、小額投資でも良い収益を得られるのです。

 利回りが高い株を選ぶ際の方法として「黄金の羽根を拾う」投資法があります。

 これは株価が低いときに購入し、高いときに売却することで利益を上げる手法です。

 利回りの高い株を選ぶ際には、優待品の選択が重要です。

 自身が欲しいと思える優待品を選ぶことで、投資の楽しみやモチベーションが向上し、魅力的な利益を得られます。

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すぐに買わずに、バーゲンセールを狙って買いましょう!

第2章:優待株投資の3ステップ

 本章では、優待株投資を成功させるための3つのステップと、その効果やコツについて解説します。

  • 自分が「欲しい」と思える優待品を探す。
  • 優待利回りを確認する。
  • 企業について調べる。

 まず、優待株投資の第一歩として、自分が欲しいと思える優待品を提供する企業の株式を見つけましょう。

 優待品を探すには、証券会社のホームページやアプリ、株主優待専門のサイトや雑誌などを利用すると便利です。

 このとき、自分が本当に欲しいものを選ぶことが重要です。

 優待品を使わないまま放置したり、売ったりすると、よけいな手間やコストがかかってしまいます。

 消費できないと投資しても意味がありません。

 欲しい優待品が見つかったら、次は優待利回りを確認しましょう。

 優待利回りとは、優待品の価値を投資金額で割ったもので、優待株の収益性を表す指標です。

 これは、優待品の価値や投資金額によって変わります。

 優待利回りを確認することで、優待株のお得度や割安度を比較できます。

 優待利回りが高ければ、優待品の価値も高く、少額の投資でも高い収益が得られます。

 最後に、優待品を提供している企業について調べましょう。

 どんなに優待品が魅力的でも、企業の業績や財務状況が悪ければ、株価が下がって損してしまいます。

 その企業の業績などを調べれば、優待株の安全性や成長性を判断できます。

 調べる方法は、決算短信や有価証券報告書・IR資料などを参考にすると良いです。

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本記事のUP主は『IR BANK』をよく利用しています。

 調べる際の注目ポイントはこのとおりです。

  • 売上高や営業利益などの業績指標が増加傾向にあるか。
  • 自己資本比率や流動比率などの財務指標が安定しているか。
  • 配当性向や配当利回りなどの株主還元指標が高いか。
  • PERやPBRなどの株価指標が低いか。
  • 業界や市場の動向や競争力が高いか。

 これらをチェックすれば、優待株の魅力だけでなく、投資先としての魅力も評価できるようになるでしょう。

 最低限、売り上げや利益が右肩上がりに伸びている企業を選びましょう。

第3章:ステップ①「欲しい」と思える優待品を探す

 本章では、ステップ①について、さらに詳しく解説します。

 優待品は、自分が使うものや好きなものであればあるほど、満足度が高くなります。

 自分だけでなく、家族や友人にも喜ばれるものを選ぶと、さらに楽しみが増えますし、自分の趣味やライフスタイルに合わせて選ぶと、より充実した生活につながります。

 とくに、食品やカタログギフトがおすすめです。

 食品は、消費期限があるので、使わないという選択肢がなく、無駄になりにくいです。

 日常的に使えるものが多いから、生活費の節約にもなります。

 カタログギフトは、自分の好きなものを選べるので、好みに合わないという心配がありません。

 贈り物としても使えるから、人間関係の潤滑油にもなります。

 優待券は、特定の店舗やサービスでしか使えないから、使える店舗が近くにあるか事前に確認しておきましょう。

 使えない優待券はただの紙切れです。

 最悪、売却することもできますが、手数料や値引きが発生するので、利回りが下がってしまいます。

 自分が利用しないサービスや、興味のない商品の優待券は避けましょう。

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有効期限の有無も要確認!

 その点、QUOカードは使い勝手が良いです。

 コンビニやスーパーなどでも使えます。

 しかし、QUOカードは消費税分も払うことになるため、実質的な利回りは低くなります。

 また、業績が悪くなると廃止されやすい優待品でもあるから要注意です。

 欲しい優待品が複数見つかったら、「欲しい株リスト」を作りましょう。

 リストを作っておけば、優待株の選び方がスムーズになります。

 リストには、優待品の内容や価格・優待利回り・優待権利確定日などの情報を記入しましょう。

第4章:ステップ②優待利回りを確認する

 本章では、ステップ②について、さらに詳しく解説します。

 優待利回りが高いほどコスパが良いですが、たんに利回りが良いから買うというのは危険です。

 利回り以外に注意するポイントがあります。

 例えば、優待株は、優待品をもらうために、優待権利確定日に株を持っている必要があります。

 しかし、優待権利確定日に株を買うと、株価が高くなっている可能性が高いです。

 また、優待権利確定日の後に株を売ると、株価が下がっている可能性も高いです。

 優待株は、優待品をもらうために、株価の変動による損失を被る可能性があるからです。

 そのため優待株は、優待品の価値以上に株価が変動しない銘柄を選びましょう。

 優待品の価値は優待品をお金に換算してみれば分かります。

 優待品の市場価格は、インターネットなどで調べられます。

 市場価格が分かれば優待利回りも計算できます。

 また、長期保有優待の利回りも確認しましょう。

 長期保有優待は、一定期間以上株を持ち続けると、通常よりも優待品が増える制度です。

 例えば1,000円分のQUOカードが1,500円になったりなどです。

 ずっと持っていれば利回りが上がりますが、長期で保有すれば株価の変動によるリスクも高まります。

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株価の安定性や企業の将来性も考慮して買いましょう。

第5章:ステップ③企業について調べる

 本章では、ステップ③について、さらに詳しく解説します。

 難しい専門用語が多いし、企業を調べるのが大変そうと思われるかもしれません。

 しかし、次の3つのポイントさえおさえておけば、専門用語は勉強しなくてOKです。

ポイント1.売上と利益が下がっていないか?

 企業の業績を理解するには、売上と利益が重要な指標となります。

 売上は商品やサービスから得た収入で、利益は売上から経費や税金を差し引いた残りの金額です。

 これらが低下すると企業の業績が悪化し、株価も下がりやすいです。

 優待株を選ぶ際は、売上と利益の推移を確認し、『株探』などで銘柄コードや企業名で検索して業績・財務のページで数値やグラフをチェックしましょう。

 特に過去5年間の推移や最新の値、将来の予想値を比較して企業の業績の状況や方向性を把握できます。

ポイント2.債務超過になっていないか?

 債務超過は企業の負債が資産を上回る状態で、これが続くと企業は倒産の危機に直面する可能性が高まります。

 優待株を選ぶ際には、債務超過になっていないかを確認が必要で、『IR BANK』などを利用して負債や資産の推移を確認できます。

 特に過去5年間の推移や最新の差額、将来の予想値を確認し、企業の財務状況や健全性を把握することが重要です。

ポイント3.お金の流れは正常か?

 お金の流れは企業が資金を稼ぎ、使い、残す指標で、キャッシュフローとも呼ばれ、営業・投資・財務の3つに分類されます。

 これは企業の経営状態や成長性を判断するための重要な指標で、正常な流れは安定的な利益を示し、逆に異常な流れは利益不足や無駄な投資・借金などを示します。

 優待株を選ぶ際には、『IR BANK』などで企業の概要ページから業績・財務の項目を確認し、過去5年間のキャッシュフロー推移や各フローの状態を把握しましょう。

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企業分析ができたら「欲しい株リスト」に結果を反映しましょう!

第6章:優待株選びで使えるテクニック6選

 本章では、優待株選びで使えるテクニックを6つ紹介します。

1.昔からある優待か?

 このテクニックの目的は、優待の持続性や安定性を確認することです。

 優待が長く続いている場合、企業が優待を重視している可能性が高く、逆に最近始まった場合は宣伝や株価操作のためかもしれません。

 優待の歴史を株探などで確認し、いつから始まり、変更があったか、改善または悪化した理由を知ることで、企業の優待に対する姿勢や方針を把握できます。

2.過去に優待廃止がないか?

 このテクニックの目的は、優待の信頼性や信用性を確認することです。

 優待が過去に廃止された場合、企業が優待を軽視している可能性があります。

 逆に、過去に廃止されたことがない場合、企業は優待を尊重していて、優待が継続されやすい傾向があります。

 優待株を選ぶ際には、優待の廃止履歴を株探などで確認し、廃止された回数や時期、理由、再開の有無や内容を把握しましょう。

3.過去に優待改悪がないか?

 このテクニックの目的は、優待の品質や魅力を確認することです。

 優待が過去に改悪された場合、企業が優待のコストを削減している可能性があります。

 逆に、改悪の履歴がない場合、企業は優待の価値を維持しており、品質が高いと言えます。

 優待株を選ぶ際は、優待の改悪履歴を株探などで確認し、改悪された回数や時期・理由・内容・改善の有無をポイントとして把握しよう。

4.メルカリの「処分本」は、情報の宝庫!?

 このテクニックの目的は、優待の実際の価値や需要を知ることです。

 メルカリで優待品を売買している人が多く、特にカタログギフトや優待券などは高値で取引されています。

 調査する際のポイントは、優待品の種類や内容による価格の変動、需要と供給による時期ごとの変動、売り手や買い手の価値観による個人差を注意深く理解しましょう。

5.個人ブログを見てみる。

 このテクニックの目的は、優待の実際の感想や評価を知ることです。

 個人ブログでは、優待品を受け取った人がその感想や評価を発信していて、これは優待品の品質や魅力を知るための貴重な情報源となります。

 優待株を選ぶ際には、個人ブログで優待品の感想や評価を調べ、主観的な意見を客観的に判断し、最新かつ信頼性の高い情報を確認しましょう。

6.企業の計画書を見てみる。

 このテクニックの目的は、優待の今後の変化や展望を知ることです。

 企業の計画書には優待に関する情報が含まれており、これは優待株を選ぶ上での重要な情報源です。

 優待株を選ぶ際には、企業の計画書で優待に関する情報を注意深く調べ、中期経営計画や経営方針などを確認しよう。

第7章:優待株を買う・売るタイミング

 本章では、優待株を買う・売るタイミングについて紹介します。

 それが分かれば誰も苦労しないと思うでしょう。

 そのとおりです。

 株式を買うベストなタイミングは、わかりません。

 この項目の目的は、株式投資の基本的な考え方を理解することです。

 株式投資では、安い時に買って高い時に売ることで利益を得られるけど、株価の動向を予測するのは難しいです。

 株価は様々な要因によって変動し、これらを予測することは不可能と言えるでしょう。

 ただし、ベストな買い時を見極めるのは難しいですが、ワーストなタイミングは避けられます。

 株価が高騰しているときや暴落しているときはリスクが高まるため、目的や計画に基づいた買いのルールと売りのルールを設定しましょう。

買いのルールはこの3つ

  • 優待権利確定日の1ヶ月前までに買う。
  • 優待利回りが5%以上の銘柄を買う。
  • 企業の業績や財務状況が良好な銘柄を買う。

 これにより、優待品を確実にもらいつつ、株価の下落リスクを抑えられます。

売りのルールはただ1つ

  • 株価が購入価格より高いときに売る。

 これにより、優待品をもらった上で、株価の上昇分も利益にできます。

 株価が購入時より下がっていたら上がるまで持ち続けましょう。

 しっかり業績の良い企業を選んでおけば長期で保有しても心配いりません。

第8章:著者が実践する優待株の銘柄紹介

 本章では、優待株の中でオススメの銘柄を紹介します。

(4751)サイバーエージェント

 サイバーエージェントは、主力のネット広告代理業を基盤に、スマートフォンサービスやゲーム展開を手がける企業です。

 特に、ネットテレビ局『Abema』を育成中であり、多岐にわたる事業展開が見られます。

 連結事業はメディア・ゲーム・インターネット広告・投資育成などがあり、各分野での収益が寄与しています。

 ゲーム部門では『ウマ娘』が漸減傾向も、新作大型IPの投下を進めています。

 広告代理業ではAI活用を訴求し好調で、アベマも競輪投票サービスの成長やコンテンツ投資の抑制により業績が改善中です。

 人件費や広告宣伝費の増加に対応しながらも、営業益は反発していて、増配もおこなっています

 さらに、リアルイベント部門の開設やアベマとのシナジー追求・ANAとのデジタル広告配信サービスの開始など、幅広い興行活動も展開しています。

 また、ゲーム・アニメのAI活用ラボの設立もおこなっています。

 株主優待は100株以上保有でAbemaTV視聴クーポン、プレミアム利用料3か月無料がもらえます。

 権利確定月は9月。

 優待利回りは約3.22%です(※2024/1/16時点)。

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本書ではほかにもたくさん紹介されているので参考にしてください。

トクする株主優待の選び方:まとめ

トクする株主優待の選び方
まとめ
  • 優待株は株主に特典を提供する株式で、優待品や優待券がもらえる。
  • 分析ポイントは優待品の価値や需要・企業の業績・株価の動きなどが重要。
  • 優待株の選び方は優待品や優待利回りを比較し、自分の好みや目的に合わせる。
  • 購入時は優待権利確定日の1ヶ月前までに買う。
  • 売り時は株価が高い時や優待品需要が低い時に売却し、利益を最大化する。

 以上、株価上昇や配当金と同じように、優待品も賢くもらって投資を楽しみましょう!

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