【エヌビディア関連】高配当株4選(利回り3%以上)【半導体・AI】

エヌビディア関連高配当株 株式投資

 今回は、エヌビディア(NVIDIA)とAIインフラ構築を担う日本企業2銘柄と、エヌビディアと正規代理店契約を結んでいる企業2銘柄を紹介します。

今回の話題
  • なぜエヌビディア関連銘柄に注目するのか。
  • エヌビディア関連の高配当株4選。
要約AI
要約AI

この記事を読めば、エヌビディアとともに成長する高配当株がわかるでしょう。

第1話:なぜエヌビディア関連銘柄に注目するのか

 まず、エヌビディアとは、アメリカに本社を置く半導体および関連技術企業で、主にGPU(Graphics Processing Unit)を開発・販売しています。

エヌビディア(NVIDIA)

 GPUはパソコンで高負荷のゲームを楽しむのに欠かせないパーツで、世界で2億人以上のゲーマーやクリエイターがエヌビディア製のGPUを使用しています。

 エヌビディアは、アクセラレーテッドコンピューティングのパイオニアとして、誰にも解決できない課題に取り組んでいます。

 AIやデジタルツインにおける取り組みは、世界最大の産業を変革し、社会に大きな影響を与えています。

 また、エヌビディアは未来のAI工場のために最先端のチップ・システム・ソフトウェアを設計しています。

 さらに、自動運転車の未来を切り拓くために、エヌビディアドライブプラットフォームを開発しています。

 このプラットフォームは、車両が学習し、適応し、進化できるリアル シミュレーション環境など、車からデータ センターまで、あらゆるものをカバーします。

 以上のような取り組みを通じて、エヌビディアは科学、産業、そして社会全体の進歩に寄与しています。

業績面では、2004年1月期の売上高は18.23億ドル、営業利益は0.50億ドル、純利益は0.49億ドルだったのに対し、2024年1月期の売上高は609.22億ドル、営業利益は329.72億ドル、純利益は297.60憶ドルと、20年間で売上高は33倍、営業利益は658倍、純利益は607倍にも膨れ上がっています。

エヌビディア(NVIDIA)
エヌビディア(NVIDIA)

引用元:ポジテン

エヌビディア(NVIDIA)

 企業の成長とともに、エヌビディアの株価は、2004年に約1.96ドルだったのが、2024年現在では約1151.42ドルと、20年間で約587倍にも膨れ上がりました。

エヌビディア(NVIDIA)

 エヌビディアの時価総額は、2024年4月時点で、約2兆1,600億ドルで、マイクロソフト、アップルに次いで世界第3位となっています。

世界の企業の時価総額ランキング

引用元:180

エヌビディアの今後の展望

 AIと機械学習の分野でのリーダーシップを維持し、自動運転車やエッジコンピューティングの分野での成長が期待されています。

 エヌビディアGPUテクノロジーカンファレンス2024では、AI GPUとしては最も高性能とされる『B100 Blackwell』について、価格、性能、需要などの詳細が提供されました。

 エヌビディアはこれまでに卓越した業績を上げてきており、今後もAIと機械学習の分野でのリーダーシップを維持し、新たな技術の開発と市場拡大に注力していくと予想されます。

エヌビディアの発展が日本に与える影響

 2024年5月14日に、エヌビディアの公式ブログにて『エヌビディア ジェネレーティブAIインフラ構築を通じて日本のソブリンAIへの取り組みを後押し』と題した記事が公開されました。

記事の要約
  • エヌビディアは日本のAIインフラ開発の中心的役割を果たし、経済産業省から認定を受けています。
  • エヌビディアは、日本の主要なデジタルインフラプロバイダーと協力しています。
  • 経済産業省は日本企業6社を支援するために1,146億円を割り当てる計画を発表しました。
  • 日本はソブリンAIを採用し、国内の新興企業と研究をAI技術で強化することを目指しています。
  • エヌビディアのCEOは『AIファクトリー』が現代経済の基盤になると述べています。
  • 日本政府はAIスーパーコンピューターの建設費用を補助し、AIの導入を促進し、労働者のスキル向上と日本語モデルの開発を支援し、自然災害や気候変動への対応力を強化する計画を立てています。

 この2と3で、日本企業6社の名前が挙げられており、うち4社が上場しており、さらに2社が利回り3%を超える高配当株となっています。

要約AI
要約AI

経済産業省が後押しする国策銘柄ということになります。

 さらに、日本国内でエヌビディアの正規代理店となっている会社が13社あります。

 そのうちの4社が上場しており、2社が利回り3%を超える高配当株となっています。

 これらの企業は、エヌビディアとともに成長が期待できるでしょう。

第2話:エヌビディア関連の高配当株4選

 それでは高配当株を紹介します。

しおり
しおり

ただし、情報は古くなっている可能性があります。

最終的な確認や売買判断は、ご自身で行ってください。

 また、今回紹介する4銘柄以外の企業名も、動画の最後に紹介しますので参考にしてください。

(9434)ソフトバンク

 ソフトバンクは、日本を代表する大手通信会社で、『ソフトバンク』および『ワイモバイル』のブランドで携帯電話サービスを展開しています。

 また、非通信分野の強化にも力を入れており、ヤフー、ZOZO、ペイペイなどの企業を傘下に持っています。

 同社は、生成AIと5G/6G向けの次世代プラットフォームの構築に向け、エヌビディアと協業しています。

 このプラットフォームは『NVIDIA GH200 Grace Hopper™ Superchip』がベースになっており、ソフトバンクが今後構築する日本各地の新しい分散型AIデータセンターへの導入を予定しています。

ソフトバンク

 業績面では、売上高は右肩上がりで、EPSは横ばいとなっています。

ソフトバンク
ソフトバンク

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

 2025年の予想EPS106.2円と、2020年からの平均PER14.84倍から計算すると、適正価格は約1,576円になります。

ソフトバンク

 配当金は1株当たり86円で、利回りは約4.56%です。

 配当性向は約83.4%となっています。

ソフトバンク

 権利確定月は3月と9月です。

ソフトバンク

(9433)KDDI

 KDDIは、携帯電話や光回線などの通信サービスを提供する日本の大手企業です。

 非通信分野への拡大を図り、ライフデザイン企業への転換を模索しています。

 同社は、5G時代のビジネス開発とAI技術の進化を推進するために、エヌビディアと協力関係を築いています。

 5G時代の中核技術の一つとなるAI領域について、パートナー企業との協調を推進しています。その一環として、エヌビディアとの協業が発表されました。

 KDDIが設置する5G、IoT時代のビジネス開発拠点である『KDDIデジタルゲート』に、エヌビディアのGPUが導入されました。

 これにより、AIと5Gを融合させ、多くのアプリケーションの開発が支援されています。

KDDI

引用元:PR TIMES

 業績面では、収益とEPSは、右肩上がりとなっています。

KDDI
KDDI

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

 2025年の予想EPS331.4円と、2020年からの平均PER12.61倍から計算すると、適正価格は約4,179円になります。

KDDI

 配当金は1株当たり145円で、利回りは約3.34%です。

 配当性向は約46.5%で、23年連続増配を続けています。

KDDI

 権利確定月は3月と9月です。

KDDI

(3132)マクニカホールディングス

 マクニカホールディングスは、独立系の半導体商社として国内トップ級の地位を確立しています。

 同社は、スマートフォンや自動車、産業機器などに使われる半導体・集積回路などの輸出入・販売を行っています。

 同社は、エヌビディアの国内正規代理店として知られています。

 エヌビディアの製品ラインナップ、例えばTeslaやQuadroなどのGPUカード、JetsonなどのGPUモジュール、ディープラーニング専用アプライアンス製品のDGXシリーズなどを販売しています。

 さらに、マクニカホールディングスはエヌビディアのAIソフトウェアプラットフォームを、ユーザーが検証できるプログラムを構築し、提供を始めたと発表しています。

マクニカホールディングス

引用元:電波新聞

 業績面では、売上高とEPSは、およそ右肩上がりとなっています。

マクニカホールディングス
マクニカホールディングス

 株価チャートは、右肩上がりとなっています。

 2025年の予想EPS700.2円と、2020年からの平均PER10.41倍から計算すると、適正価格は約7,289円になります。

マクニカホールディングス

 配当金は1株当たり210円で、利回りは約3.27%です。

 配当性向は約25.2%で、4年連続増配を続けています。

マクニカホールディングス

 権利確定月は3月と9月です。

マクニカホールディングス

(167A)リョーサン菱洋ホールディングス

 リョーサン菱洋ホールディングスは、半導体商社の大手で、2024年4月に菱洋エレクトロとリョーサンが経営統合して誕生しました。

 菱洋エレクトロとリョーサンは、それぞれ半導体や電子部品、ICT製品の販売や各種ソリューションの提供などを手掛ける専門商社でした。

 経営統合により、両社の半導体製品やITサービスを共同で販売し、規模の拡大や経営の効率化を図ることが目指されています。

 同社は、子会社である菱洋エレクトロが、エヌビディアのAI半導体の新製品「B200」や「NVIDIA RTX™ A400」、「NVIDIA RTX™ A1000」などの取り扱いを開始しています。

要約AI
要約AI

正確には、子会社である菱洋エレクトロが正規代理店になっています。

 また、エヌビディアのJetson Orin開発者キットの学生・研究者向け特別価格販売も再開しています。

リョーサン菱洋ホールディングス

 業績や株価の推移などは、まだ上場したばかりなので未知数です。

リョーサン菱洋ホールディングス

 配当金は、1株当たり140円で、利回りは約4.52%です。

リョーサン菱洋ホールディングス

 配当性向は、具体的な数値は公表されていませんが、基本方針として連結配当性向50%をめどに実施すると、『当社子会社における余剰金の配当に関するお知らせ』で明らかにしています。

 権利確定月は3月と9月です。

エヌビディア関連の高配当銘柄:まとめ

 各オススメ銘柄の利回りを列挙します。

証券コード銘柄名配当利回り
9434ソフトバンク4.56%
9433KDDI3.34%
3132マクニカHD3.27%
167Aリョーサン菱洋HD4.52%
2024年5月31日時点

 続いて、エヌビディアと協業する企業6社と、正規代理店13社も列挙します。

正規代理店企業協業企業
株式会社マクニカGMOインターネットグループ株式会社
株式会社コンピューテックス株式会社ハイレゾ
ダイワボウ情報システム株式会社KDDI株式会社
TD SYNNEX株式会社株式会社RUTILEA
菱洋エレクトロ株式会社さくらインターネット株式会社
HPCシステムズ株式会社ソフトバンク株式会社
株式会社ビートロン
株式会社アスク
サーヴァンツインターナショナル株式会社
株式会社マクニカフィネッセカンパニー
東京エレクトロンデバイス株式会社
テックウインド株式会社
サンウェイテクノロジー株式会社
順不同

 以上、エヌビディア関連の高配当銘柄になります。

しおり
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次のGAFAMの一角を担うであろうテックジャイアントとして、今後の動向から目が離せませんね。

要約AI
要約AI

本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。

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