今回は、8月に株式分割を予定している7銘柄のうち、おすすめの3銘柄を紹介します。
- 8月に株式分割するおすすめ銘柄3選
株式分割とは、企業が発行済みの株式を細分化し、株数を増やすことを指します。
たとえば、1株1,000円の株式を2株(1:2)に分割すると、1株当たりの価格は500円(持ち分は2倍になるため価値は変わらない)になります。
これにより、流動性が向上するとともに、投資への敷居が下がるため、より多くの投資家が購入しやすくなります。
銘柄への注目度も上がるから、株主にとってメリットが多いですね。
第1話:8月に株式分割するおすすめ銘柄3選
- 8月に株式分割する。
- 今期の売上・EPSが過去最高予想。
- 10年以上減配・無配無し。
ただし、情報は古くなっている可能性があります。
最終的な確認や売買判断は、ご自身でおこなってください。
(2659)サンエー
サンエーは、沖縄県を拠点とする小売業の企業です。
主にスーパーマーケット・レストラン・ドラッグストアを展開しており、ローソンと提携しています。
株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は8月28日、効力発生日は9月1日になります。
売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。
今期予想EPS361.8円と、過去10年間の平均PER18.25倍から計算すると、適正価格は約6,062円と、長期的に割安と判断できます。
財務状況は、自己資本比率が約76.3%で、利益剰余金は右肩上がり。
有利利子負債は無く、健全と言えます。
キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。
配当金は、1株当たり110円(分割後は55円)で、増配傾向を続けています。
配当性向は、約31.8%で、利回りは約2.29%と低めですが、今年まで21年連続増配を続けていますし、今年の業績も良く、修正発表の実績もあるので、今年も増配発表が期待できそうです。
過去10年間の増配率も2.61倍あるので、長期保有すれば利回りが上昇していきそうですね。
権利確定月は、2月のみの一括配当です。
(4439)東名
東名は、中小企業向けに光回線インターネット・ネットワークセキュリティー・業務用エアコン・電気・Webサイト制作など、様々なサービスを提供しています。
株式分割は1:2で実施され、権利付最終売買日は8月28日、効力発生日は9月1日になります。
売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。
今期予想EPS172.0円と、2019年4月上場以来の平均PER29.46倍から計算すると、適正価格は約5,067円と、長期的に割安と判断できます。
財務状況は、自己資本比率が約53.5%で、利益剰余金は右肩上がり。
有利子負債は約22億円で、有利子負債比率は35.64%と、健全と言えます。
キャッシュフローは、直近の営業キャッシュフローがプラスとなり、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。
配当金は、1株当たり14円(分割後は7円)で、5年連続増配を続けています。
配当性向は、約8.3%で、利回りは、約0.48%です。
増配し続けても、利回りはあまり期待できませんが、時価総額が小さく、社長が筆頭株主、5年間で売上高が2倍以上と、テンバガー候補の条件をいくつも満たしています。
株価も上場以来、緩やかな上昇傾向を続けていますね。
権利確定月は、8月のみの一括配当です。
(6323)ローツェ
ローツェは、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)関連装置の開発・製造・販売をおこなっており、特に、ウエハーやガラス基板の搬送機器に強みを持っています。
また、台湾・韓国・アメリカなどの大口顧客を持ち、アジアに生産拠点をシフトしています。
株式分割は1:10で実施され、権利付最終売買日は8月28日、効力発生日は9月1日になります。
売上高とEPSは右肩上がりで、今期は増収増益で過去最高益予想。
今期予想EPS1301.7円と、過去10年間の平均PER13.37倍から計算すると、適正価格は約17,403円と、長期的に適正価格に近いと判断できます。
財務状況は、自己資本比率が約59.1%で、利益剰余金は右肩上がり。
有利利子負債は約345億円で、有利子負債比率は37.42%と、健全と言えます。
キャッシュフローは、営業キャッシュフローがプラスで、現金が積み上がっているため、キャッシュリッチと言えます。
配当金は、1株当たり160円(分割後は16円)で、増配傾向を続けています。
2018年に減配しているように見えますが、これは2017年に記念配当3円があったためです。
配当性向は、約12.2%で、利回りは、約0.86%です。
現状の利回りは低いですが、過去10年間の増配率が10.66倍と高く、長期保有していれば高配当化していくことが期待できるでしょう。
直近の暴落で株価が大きく下落して割高感が無くなりましたし、このタイミングで10分割されれば値ごろ感から買いが入りやすくなるでしょう。
権利確定月は、2月のみの一括配当です。
8月に株式分割するおすすめ銘柄:まとめ
紹介したおすすめ銘柄を列挙します。
証券コード | 銘柄名 | 分割比率 | 配当利回り | 現在株価 | 分割後株価 |
2659 | サンエー | 1:2 | 2.29% | 4,810円 | 2,405円 |
4439 | 東名 | 1:2 | 0.48% | 2,943円 | 1,471.5円 |
6323 | ローツェ | 1:10 | 0.86% | 18,670円 | 1,867円 |
来月も同様に、9月に株式分割を予定している銘柄からおすすめを紹介しますので、気になる人はお気に入りに登録をしてお待ちください。
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