【AIで本要約】最強の高配当投資 売却益×配当益 爆速で資産を増やす!|著:上岡正明

最強の高配当株投資 本要約:お金・投資・経済

 今回は、上岡正明さんの『最強の高配当投資 売却益×配当益 爆速で資産を増やす!』について解説します。

著者:上岡正明さんのプロフィール

 上岡正明さんは、投資家、実業家、脚本家、コンサルタント、著者、脳科学者など、多彩な顔を持つ方です。

 大学在学中に放送作家として活動し、27歳で戦略PRやブランド構築のコンサルティング会社を設立しました。

 投資歴23年で約5億円の資産を形成し、多摩大学院で経営情報学を修了してMBAを取得しました。

 脳科学の研究や学会活動も行っており、日本認知脳科学協会の理事を務めています。

 また、投資系やビジネス系の書籍を多数執筆し、YouTubeやメディアで投資や経済に関する解説もしています。

上岡正明【MBA保有の脳科学者】
株式投資、ニュース、経済、金融、資産運用、お金、スキル、ビジネスキャリア、自己投資の情報をほぼ毎日お届け。真剣に一歩抜きん出たい人向け。MBA保有の脳科学者。累計75万部ビジネス作家。日本株、米国株、NYダウ、S&P500、NASDAQ、レ...

最強の高配当投資:要約

最強の高配当株投資

 本書は、株式投資家でありYouTuberでもある上岡正さんが自身の投資法を紹介した高配当株投資の指南書です。

 本書を読めば、高配当株の選び方や投資法を学び、配当金と売却益の両方で資産を増やすことができるでしょう。

アイホン
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キャッチコピーをつけるなら『高配当株で年600万円!』です。

 著者自身も買っている銘柄が紹介されているので参考にしましょう。

プロローグ:年数万円レベルではない 本当の配当生活を実現する!

 プロローグでは、著者が配当金投資に目覚めたきっかけや、配当金のメリットや魅力を紹介しています。

 配当金とは、企業が株主に支払う利益の一部のことです。

 配当金は、株価の変動に左右されずに安定的に収入を得られるだけでなく、税制優遇や再投資効果もあります。

配当金投資のメリットは次の3つです。

メリット1.配当金は株式投資のリスクを低減する。

  株価が下がっても、配当金は安定的に支払われるので、損失を抑えられます。

メリット2.配当金は株式投資の楽しみを増やす。

 配当金は、自由に使えるから、株式投資の成果を実感しやすく、株式投資のモチベーションを高められます。

メリット3.配当金は株式投資のスキルを向上させる。

 配当金の増減や配当性向などの指標を分析することで、企業の経営戦略や将来性を理解できるようになります。

第1章:「高配当&億り人」銘柄をスクリーニングする7つの条件

 本章では、高配当株の選び方を具体的に解説しています。

 高配当株とは、配当利回りが高い株のことだけど、利回りだけでなく、業績や財務状況、株価の割安度なども考慮しなくてはいけません。

 本書では、高配当株をスクリーニングするための7つの条件、配当利回り配当性向自己資本比率ROEPERPBREPSを紹介しています。

1:配当利回り

 配当利回りとは、配当金の額を株価で割ったものです。

 配当利回りが高いほど配当金の収入が多く、3%以上の銘柄が購入対象となります。

2:配当性向

 配当性向とは、配当金の額を純利益で割ったものです。

 配当性向が高いほど利益の多くを配当金として還元していますが、高すぎると利益が減少したときに配当金を維持できないリスクがあります。

 配当性向が50%以下の銘柄が購入対象となります。

3:自己資本比率

 自己資本比率とは、自己資本の額を総資産で割ったものです。

 自己資本比率が高いほど財務状況が安定していて、低いと、経営が危機に陥る可能性があります。

 自己資本比率が30%以上の銘柄が購入対象となります。

4:ROE

 ROEとは、自己資本利益率のことで、純利益の額を自己資本で割ったものです。

 ROEが高いほど自己資本に対する収益性が高く、低いと資本の効率的な活用ができていません。

 ROEが10%以上の銘柄が購入対象となります。

5:PER

 PERとは、株価収益率のことで、株価の額を1株あたりの純利益で割ったものです。

 PERが低いほど株価が割安で、高いと割高です。

 PERが15倍以下の銘柄が購入対象となります。

6:PBR

 PBRとは、株価純資産倍率のことで、株価の額を1株あたりの純資産で割ったものです。

 PBRが低いほど株価が資産価値に対して割安で、高いと割高です。

 PBRが1.5倍以下の銘柄が購入対象となります。

7:EPS

 EPSとは、1株あたりの純利益のことです。

 EPSが高いほど企業の収益力が高く、低いと低いです。

 EPSが前年度よりも増加している銘柄が購入対象となります。

 各企業のこれらの指標は『IR BANK』でまとめて確認できます。

第2章:有望銘柄をこっそり仕込む! 最強チャートパターンの見つけ方

 本章では、高配当株の中から、さらに売却益も狙える銘柄を見つける方法を紹介しています。

 売却益とは、株を安く買って高く売ることで得られる利益のことです。

 売却益を狙うには、チャート分析が必要です。

 チャート分析とは、株価の動きをグラフにしたものを見て、将来の株価の方向性やタイミングを予測することです。

 本書では、チャート分析において、特に重要なパターン、ダブルボトムダブルトップ・三角持ち合いヘッドアンドショルダーの4つを紹介しています。

1:ダブルボトム

 ダブルボトムとは、株価が同じ水準で2回底を打つパターンです。

 下降トレンドが終わり、上昇トレンドに転換する兆候とみなされます。

 ダブルボトムを見極めるポイントは3つです。

  1. 株価が同じ水準で2回底を打つ。
  2. 2回目の底を打った後、1回目の底を打ったときの高さまで株価が上昇する。
  3. 株価が2回目の底を打ったときの高さを上回る。

2:ダブルトップ

 ダブルトップとは、株価が同じ水準で2回頂点をつけるパターンです。

 上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換する兆候とみなされます。

 ダブルトップを見極めるポイントは3つです。

  1. 株価が同じ水準で2回頂点をつける。
  2. 2回目の頂点をつけた後、株価が1回目の頂点をつけたときの低さまで下落する。
  3. 株価が2回目の頂点をつけたときの低さを下回る。
ダブルトップ

3:三角持ち合い

 三角持ち合いとは、株価が上下に振れる幅が徐々に狭くなり、三角形の形を描くパターンです。

 これは、株価の方向性が定まらず、需給の均衡が崩れる前の静かな期間を表します。

 三角持ち合いは、上昇三角形と下降三角形の2種類があります。

 上昇三角形は、上昇トレンドの継続を示す強気のパターン。

 下降三角形は、下降トレンドの継続を示す弱気のパターン。

 三角持ち合いを見極めるポイントは3つです。

  1. 株価が上下に振れる幅が徐々に狭くなる。
  2. 株価が三角形の形を描く。
  3. 株価が三角形の一辺を突破する。

4:ヘッドアンドショルダー

 ヘッドアンドショルダーとは、株価が中央に高い山(ヘッド)と、左右に低い山(ショルダー)を作るパターンです。

 これは、上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換する兆候とみなされます。

 ヘッドアンドショルダーを見極めるポイントは4つです。

  1. 株価が左肩と呼ばれる山を作る。
  2. 株価が左肩よりも高いヘッドと呼ばれる山を作る。
  3. 株価が左肩と同じくらいの高さの右肩と呼ばれる山を作る。
  4. 株価が左右の肩の底を結ぶ線、(ネックライン)を下回る。

 これらのパターンを見極めれば、有望銘柄を割安で仕込むことができます。

 他にもたくさんチャートパターンがあるので、いろんなパターンを覚えて手堅く売買しましょう。

第3章:ニュースや国策はこう読み解く! ファンダメンタルの作法

 本章では、高配当株の中から、さらに経済や政治の動向に影響されにくい銘柄を見つける方法を紹介しています。

 高配当株の投資において、チャート分析だけではなく、ファンダメンタル分析も重要です。

 ファンダメンタル分析とは、企業の業績や財務状況・経営戦略などを分析することです。

 ファンダメンタル分析には、経済や政治などの情報が役立ちます。

 経済や政治の動向を読み解くために、次の3つのポイントがあります。

ポイント1.ニュースは過去の出来事である。

 ニュースは、すでに起きた出来事で、それに反応して売買するのでは遅すぎます。

 すでに株価に織り込まれているニュースに流されず、自分の投資判断を持つことが大切です。

ポイント2.国策は株価を上げるためのものではない。

 国策とは、政府や中央銀行が経済の安定や成長を目的として行う政策のことで、株価を上げるためのものではありません。

 国策によって株価が上がると期待するのは、じつは危険なことで、時には株価の逆風となることもあります。

 国策に頼らずに、企業の業績や財務状況を分析することが重要です。

ポイント3.ファンダメンタルは株価に反映される。

 ファンダメンタルは、企業の業績や財務状況などの基本的な要素です。

 業績が良い企業は、株価も上昇する傾向にあります。

 そのため、経済や政治の動向に左右されにくいファンダメンタルを重視すれば、長期的に安定した投資成果が得られます。

 経済や政治の動向は、株価に大きな影響を与える要因の一つですが、それに振り回されることなく、長期的な視点で投資することが重要です。

エピローグ:知って得する! 一生保有の銘柄10選&新NISAの作法

 このエピローグでは、著者自身がポートフォリオに組み入れている、一生保有したいと思う高配当株の10選と新NISAの活用法を紹介しています。

 一生保有したいと思う銘柄とは、長期的に安定的な配当金を支払ってくれる銘柄のことです。

 一生保有の銘柄を選ぶ際は、次の基準を参考にしましょう。

  1. 配当利回りが高い。
  2. 配当性向が低い。
  3. 配当金の増加率が高い。
  4. 配当金の継続性が高い。
  5. 株価の割安度が高い。
  6. 業績が安定している。
  7. 業界が成長している。

 著者が選んだ一生保有の銘柄はこのとおりです。

  1. (8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ
  2. (8001)伊藤忠商事
  3. (9433)KDDI
アイホン
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残りの7銘柄は本書を読んでご確認ください。

 これらの銘柄は、いずれも配当利回りが3%以上で、配当金の増加率や継続性も高く、業績や財務状況も安定しています。

 また、株価もPERやPBRなどの指標で見ると、割安であると言えるでしょう。

 これらの銘柄は、長期的に安定した配当金収入を得ることができるだけでなく、株価の上昇も期待できます。

アイホン
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ただし、本記事を投稿した時点で情報はすでに古くなっています。売買する際はご自身で最終確認を行ってください。

新NISAの作法

 新NISAとは、2024年から始まった新しい少額投資非課税制度のことです。

 新NISAでは、年間360万円までの株式や投資信託などの投資商品に対して、売却益や配当金が、恒久的に非課税になります。

 新NISAのメリットは、次のとおりです。

  1. 配当金や売却益が非課税になる。
  2. 資産の移転や相続が容易になる。
  3. 投資信託やETFなどの幅広い商品が対象になる。

 これらのメリットを活かし、高配当株やインデックス投資などの長期投資を行いましょう。

最強の高配当投資:まとめ

まとめ
  1. 高配当株投資なら、長期的に安定した配当金収入と株価の上昇が期待できる。
  2. 高配当株の選び方は、7つの条件を用いてスクリーニングする。
  3. 高配当株の売却益を狙うために、チャートの形を見極める。
  4. ファンダメンタルは株価に反映される。
  5. 一生保有したい高配当株には、三菱UFJフィナンシャル・グループ、伊藤忠商事、KDDIなどある。
  6. 新NISAの活用し、高配当株やインデックス投資などの長期投資を行う。

 本記事の筆者は、売買はせずにずっと持ち続けることをおすすめします。

 投資成績が一番いい人は『死んでいる人』と言われています。

アイホン
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一度買ったら忘れてしまうくらいがちょうど良いでしょう。

アイホン
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本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。

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