【AIで本要約】世界一やさしい 高配当株投資の教科書 1年生|著:ショウ

世界一やさしい高配当株投資 本要約:お金・投資・経済

 今回は『世界一やさしい 高配当株投資の教科書 1年生』について解説します。

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本書は、高配当株で「負けない株投資」と「不労所得獲得」を目指す投資初心者向けの入門書です。

著者:ショウさんのプロフィール

 著者のショウさんは、手取りで月20万円以上の配当金を受け取るサラリーマン投資家で、自身のブログやX(旧Twitter)で高配当株投資に関する情報を発信しています。

世界一やさしい高配当株投資の教科書:要約

 本書では、高配当株投資の魅力やリスク・始め方・選び方・実践方法などを、わかりやすく解説しています。

 また、一生保有したい15の高配当株の銘柄や、新NISAでの運用方法についても紹介しているので参考にしましょう。

 本書を読めば、配当金による不労所得と株価の上昇による資産増加の両方を目指せるでしょう。

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キャッチコピーをつけるなら『投資初心者でも負けない! 高配当株投資法徹底解説!』です。

本書で伝えたいこと
  • 高配当株投資は「負けない投資」。
  • 高配当株投資の魅力や始め方。
  • 一生保有したい高配当株銘柄15選。
  • 新NISAを高配当株投資に活かす方法。

第1章:高配当株投資とは?

 本章では、高配当株投資とは何か、どのようなメリットやリスクがあるか、どのように始めるかなど、基本的な知識を解説します。

高配当株投資の基礎知識
  • 定期的に配当金が得られる株式。
  • 配当金は多くのメリットがある。
  • 減配などのリスクもある。
  • 配当利回りや業績のチェックが必要。
  • 証券口座を開設して高配当株を買う。

 まず、高配当株とは、保有しているだけで定期的に配当金という不労所得を受け取れる株式のことです。

 配当金は、生涯年収をアップさせたり、株価の下落に耐えたり、増配で配当利回りを上げたりするなど、多くのメリットがあります。

 一方で、高配当株投資には、減配や株価の下落などのリスクもあります。

 そのため、配当利回りだけでなく、業績や財務状況などもチェックする必要があります。

 高配当株投資を始めるには、証券口座を開設し、投資用資金を確保し、高配当株を買うというステップを踏みます。

 また、配当金の目標額を決めたり、四半期決算で業績動向をチェックことも大切です。

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高配当株投資には、企業分析などのファンダメンタルが必須です。

第2章:高配当株投資の8つの魅力

 本章では、高配当株投資の8つの魅力を紹介します。

 高配当株投資の魅力はこのとおりです。

高配当株投資の魅力
  • 配当金は完全なる不労所得。
  • 配当金で生涯年収アップできる。
  • 株価が下がりにくい。
  • 増配で配当金と配当利回りが上昇する。
  • インカムゲインとキャピタルゲインの両方を得られる。
  • 減配さえ避ければ負けることはない。
  • 基本的に保有し続けるだけでOK。
  • 株主還元意識の高まりが追い風になっている。

魅力1.配当金は完全なる不労所得。

 配当金は、保有しているだけで定期的に受け取れるお金です。

 働かなくても入ってくるから、不労所得とも呼ばれます。

 配当金は、自分の好きなことに使ったり、再投資したりできます。

魅力2.配当金で生涯年収アップできる。

 配当金は、サラリーマンの給与や年金などの収入にプラスされるので、生涯年収をアップさせられます。

 配当金は、株式の保有数や配当率によって変わりますが、長期的に増やしていけばかなりの金額になるでしょう。

魅力3.株価が下がりにくい。

 高配当株は、配当金が高いことで人気があります。

 そのため、需要が高く、株価が下がりにくい傾向があります。

 また、配当金が高いのは、企業の業績や財務状況が安定している証でもあります。

 そのため、景気の変動にも強いです。

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値動きが安定しているから安心して持っていられます。

魅力4.増配で配当金と配当利回りが上昇する。

 配当金は、企業の利益に応じて増配されます。

 増配は、株主に対するサービスとして好まれます。

 増配が続けば、配当金の金額も増えるし、配当利回りも上がります。

 配当利回りとは、配当金の金額を株価で割ったもので、高いほどお得です。

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累進配当を謳っている企業を選びましょう。

魅力5.インカムゲインとキャピタルゲインの両方を得られる。

 高配当株投資では、配当金によるインカムゲインと、株価の上昇によるキャピタルゲインの両方を得られます。

 インカムゲインは、定期的に確実に受け取れます。

 キャピタルゲインは、株価が上がったときに売却すれば得られます。

 両方を合わせれば、利益はさらに大きくなるでしょう。

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値下がりしている間は配当金をもらい続けましょう。

魅力6.減配さえ避ければ負けることはない。

 高配当株投資の最大のリスクは、配当金の減配です。

 減配は、企業の業績や財務状況が悪化している証でもあります。

 そのため、株価も下がりやすくなります。

 しかし、減配を避けられさえすれば、配当金は安定して受け取れるし、株価も下がりにくいです。

 そのため、負けることはほとんどありません。

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高配当株投資は、勝つ投資ではなく、負けない投資なのです。

魅力7.基本的に保有し続けるだけでOK。

 高配当株投資は、特別な売買テクニックを身につけたり、相場に張り付く必要がありません。

 基本的には、優良高配当株を買って、保有し続けるだけでいいのです。

 その間に、配当金を受け取ったり、増配を楽しめます。

 手間も時間もかからないので、忙しい人や投資初心者にもおすすめです。

魅力8.株主還元意識の高まりが追い風になっている。

 高配当株投資は、時代の流れも味方してくれています。

 近年、株主還元の意識が高まっており、企業は自社株買いや配当金の増配など、株主に対する還元策を積極的に行っています。

 これは、株主の満足度を高めて、株価の上昇や株主の忠誠度の向上を狙っているからです。

 この傾向が続けば、高配当株投資はさらに有利になります。

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トレンドに乗ることも大事です。

第3章:投資リスクと対応策

 本章では、高配当株投資における主なリスクとその対処法を解説します。

高配当株投資のリスクと対処法
  • 配当利回りだけで選ぶのは危険。
  • キャピタルゲインを得にくい。
  • 配当金への課税で複利効果が減少する。
  • 減配のリスクを避けるには業績を確認する。
  • 株価の下落・暴落が起きた場合は買い増す。

 高配当株投資は、株価の変動に左右されにくく、安定した収入を得られる投資法ですが、それでもリスクがゼロというわけではありません。

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投資である以上、ノーリスクではないのです。

 そこで高配当株投資に関する5つのリスクと対応策を紹介します。

リスク1.配当利回りだけで選ぶ。

 配当利回りが高いからといって、その株が必ずしも優良な高配当株とは限りません。

 配当利回りは、株価が下がれば上がります。

 業績が悪化して株価が暴落した株が高配当株に見えることがあるのです。

 このような株は、減配や倒産のリスクが高いので、避けるべきです。

 配当利回りだけでなく、業績や財務状況などもチェックしましょう。

リスク2.キャピタルゲインを得にくい。

 高配当株投資は、配当金を重視する投資法なので、株価の上昇には期待できないという誤解があります。

 しかし、高配当株は、業績が安定している優良企業が多ので、長期的には株価も上昇する傾向があります。

 また、配当金を再投資すれば、株式の保有数を増やし、キャピタルゲインを得ることも可能です。

 高配当株投資は、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙える投資法なのです。

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元の値段で買い直せない可能性があるので、本記事のUP主としてはおすすめできません。

リスク3.配当金への課税で複利効果減少。

 配当金は、受け取った時点で20.315%の税金が源泉徴収されます。

 このため、配当金を再投資しても、税金分だけ複利効果が減少する懸念があります。

 しかし、配当金の税金は、確定申告をすることで所得税の税率に応じて還付されます。

 また、新NISAを利用すれば、配当金を非課税枠で受け取れます。

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税金はパフォーマンスを大きく下げるので、うまく利用したいですね。

リスク4.減配のリスクを避けるには?

 高配当株投資の最大のリスクは減配です。

 減配が起きると、配当金収入が減少し、株価も下落する可能性が高くなります。

 減配のリスクを避けるには、企業の業績や財務状況を定期的にチェックすることが重要です。

 特に、配当性向や自己資本比率などの指標に注目しましょう。

 配当性向は、配当金に使われる利益の割合を表し、自己資本比率は、自己資本が総資本に占める割合を表します。

 配当性向が高すぎると、利益が減少した場合に減配の可能性が高くなります。

 自己資本比率が低すぎると、財務が悪化した場合に倒産の可能性が高くなります。

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配当性向は50%以下自己資本比率は50%以上を目安にしましょう。

リスク5.株価の下落・暴落が起きた場合は?

 高配当株投資は、株価の変動に左右されにくいとはいえ、株価が下落したり、暴落に巻き込まれたりはします。

 株価が下落すると、損失が発生することになりますが、高配当株投資の場合は、株価の下落に動じる必要はありません。

 高配当株投資の目的は、配当金を受け取ることです。

 株価が下がっても、配当金が支払われ続ける限り、高配当株投資は成功していると言えます。

 株価が下落した場合は、むしろ買い増しのチャンスと捉えましょう。

 株価が下がれば、配当利回りは上がります。

 配当利回りが高い株を買えば、配当金収入も増えます。

 株価の下落・暴落は、高配当株投資にとって恐れるべきものではなく、歓迎すべきものなのです。

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いつでも買い増せるように、買い付け余力(待機資金)を残しておきましょう。

第4章:高配当株投資の始め方

 本章では、高配当株投資を始めるために必要な準備と手順を解説します。

 高配当株投資を始めるには、この4つのステップを踏みましょう。

高配当株投資の準備と手順
  1. 証券口座を開設する。
  2. 投資用資金を確保する。
  3. 配当金の目標額を決める。
  4. 高配当株を買う。

ステップ1:証券口座を開設する。

 高配当株を買うには、証券会社に口座を開設する必要があります。

 証券会社には、ネット証券と店頭証券の2種類があります。

 ネット証券は、インターネットで手軽に取引できる反面、手数料が安いです。

 店頭証券は、対面で相談できる反面、手数料が高いです。

 高配当株投資は、長期的に保有することが前提なので、手数料の安いネット証券を選ぶのがおすすめです。

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銀行などの窓口で投資商品を買うのはおすすめしません。

銀行だけが儲かる、手数料の高い投資信託を売りつけられます。

 口座開設には、本人確認書類やマイナンバーカードなどが必要になります。

 また、口座開設には、一定の時間がかかる場合があるから、早めに手続きを済ませましょう。

ステップ2:投資用資金を確保する。

 高配当株を買うには、投資用資金が必要です。

 投資用資金は、自分の収入や支出、貯蓄などを考慮して、無理のない範囲で決めましょう。

 高配当株投資は、借金やローンをしてまで行うものでは決してありません。

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投資と投機(ギャンブル)は別物です。

 また、投資用資金は、必要に応じて増減させましょう。

 最初は少額から始めて、慣れてきたら徐々に増やしていくのも良いでしょう。

 投資用資金は、証券口座に入金することで、高配当株の購入に使えるようになります。

ステップ3:配当金の目標額を決める。

 高配当株投資の目的は、配当金を受け取ることです。

 配当金は、企業が株主に支払う利益の一部です。

 配当金は、通常年に2回または4回、決算期に応じて支払われます。

 配当金の額は、企業の業績や配当方針によって決まります。

 高配当株投資をするには、配当金の目標額を決めることが大切です。

 配当金の目標額とは、自分が受け取りたい配当金の金額です。

 例えば、月に5万円の配当金を受け取りたいと思ったら、年間で60万円の配当金を目指しましょう。

 配当金の目標額を決めることで、高配当株の選び方や買い増しのタイミングなどが明確になります。

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配当金の目標額は、自分の収入や支出、ライフスタイルなどに合わせて、無理のない範囲で決めましょう。

ステップ4:高配当株を買う。

 高配当株を買うには、証券会社のホームページやアプリなどを使って、株式の注文を出しましょう。

 株式の注文には、この4つの要素が必要です。

銘柄コード

 株式を識別するための4桁の数字です。

 例えば、日本郵政の銘柄コードは6178です。

売買区分

 株式を買うか売るかを指定します。

 高配当株を買う場合は、買いを選びましょう。

注文株数

 株式を何株買うかを指定します。

 株式は通常100株単位で売買しますが、1株単位でも買えます。

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多くのネット証券が単元未満株の売買手数料を無料にしており、手軽に投資できるようになりました。

 SBI証券の場合、S株が単元未満株にあたり、手数料は0円です。

注文価格

 株式を買う価格を指定しよう。

 株式の価格は、市場の需給によって変動します。

 株式を買う価格には、以下の2種類があります。

指値

 株式を買う価格を自分で決める方法です。

 例えば、ある銘柄の株価が1000円のときに、950円で買いたいと思ったら、指値を950円に設定しましょう。

 指値は、自分の希望価格で約定するかどうかは保証されません。

 市場の価格が自分の指値に達しない場合は約定しません。

成行

 株式を買う価格を市場の価格に任せる方法です。

 例えば、ある銘柄の株価が1000円のときに、成行で買い注文を出したら、その時点での市場の価格で約定します。

 成行は、必ず約定されますが、市場の価格が急変する場合は、自分の想定よりも高い価格で買うことになるから気をつけましょう。

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特に出来高が低い銘柄は要注意です。

 株式の注文を出したら、約定するまで待ちましょう。

 約定とは、株式の売り手と買い手が一致して、取引が成立することです。

 約定したら、株式が自分の証券口座に入ります。

 これで、高配当株の購入は完了です。

第5章:高配当株を選ぶ4つの基準

 本章では、高配当株を選ぶために必要な4つの基準を解説します。

高配当株を選ぶ4つの基準
  • 配当利回りが3%以上。
  • 直近5年以上、増配傾向が続いている。
  • 倒産リスクがほぼない。
  • 業績が好調または堅調。

 配当金が高い順に買えばいいわけではありません。

 すべての高配当株が優良な投資対象とは限らないのです。

 高配当株を選ぶときは、この4つの基準を参考にしましょう。

基準1.配当利回りが3%以上。

 配当利回りとは、配当金の額を株価で割ったもので、株式の収益性を表します。

 配当利回りが高いほど、配当金収入が多くなります。

 高配当株投資の目的は、配当金を受け取ることだから、配当利回りは重要な指標です。

 一般的に、配当利回りが3%以上の株式を高配当株と呼びます。

 配当利回りが3%以上の株式は、日本株の平均配当利回り(約2%)よりも高い収益性を持っていると言えます。

 配当利回りが3%以上の株式を選ぶことで、高い配当金収入を得られます。

 人によっては4%以上を高配当としていますが、3%からのほうが良い企業を選びやすくなります。

基準2.直近5年以上、増配傾向が続いている。

 増配とは、企業が配当金の額を増やすことです。

 増配が続いている株式は、企業の業績が好調で、株主に対する還元意識が高いと言えます。

 増配が続いている株式を選べば、配当金収入が増えるだけでなく、株価も上昇する可能性が高くなります。

 増配が続いている株式は、長期保有で配当金と配当利回りの両方が上昇するというメリットもあります。

 一般的に、直近5年以上、増配傾向が続いている株式を選べば、安定した高配当株投資ができるでしょう。

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基準3.倒産リスクがほぼない。

 倒産リスクとは、企業が経営破綻して株式が無価値になる可能性のことです。

 倒産リスクが高い株式は、配当金が途絶えるだけでなく、株価も暴落するリスクがあるので、高配当株投資には不向きです。

 倒産リスクが低い株式を選べば、配当金収入が安定し、株価も安心して見ていられます。

 倒産リスクを判断するには、企業の財務状況をチェックしましょう。

 特に、自己資本比率という指標に注目しましょう。

 自己資本比率は、自己資本が総資本に占める割合を表し、企業の財務の健全性を示します。

 自己資本比率が高いほど、倒産リスクが低いです。

 一般的に、自己資本比率が50%以上の株式を選ぶと、倒産リスクがほぼないと言えます。

基準4.業績が好調または堅調。

 業績とは、企業の経営成績のことです。

 業績が好調または堅調な株式は、配当金が安定して支払われる可能性が高いです。

 業績が悪化すると、減配や無配転落のリスクがあります。

 業績が好調または堅調な株式を選べば、配当金収入が継続し、株価も上昇する可能性が高まります。

 業績が好調または堅調な株式を判断するには、企業の決算書をチェックすることが重要です。

 特に、売上高や営業利益などの指標に注目しましょう。

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売上高や営業利益が増加している業績好調な企業や、少なくとも、業績が悪化していない企業を選びたいものです。

第6章:一生保有したい15の高配当株

 一生保有したい高配当株とは、このような特徴を持つ株式のことです。

一生保有したい銘柄の特徴
  • 配当利回りが3%以上で、直近5年以上増配傾向が続いている。
  • 倒産リスクがほぼない。
  • 業績が好調または堅調。
  • 長期的に成長が見込める業界に属する。
  • 株主還元意識が高い。

 このような高配当株を選べば配当金収入が安定し、株価も上昇する可能性が高くなります。

 例えば、累進配当で有名な企業として(8316)三井住友フィナンシャルグループがあります。

 三井住友フィナンシャルグループが累進配当を実施できる理由はこの3つ。

1.業績の成長

 国内外の法人向け貸出の増加や円安による為替影響などにより、資金利益や手数料収入などの収益が増加している。

2.株主還元方針の堅持

 配当を基本とした株主還元を重視していて、配当性向40%と累進的配当方針を維持しつつ、ボトムライン収益の成長を通じた増配を実現する方針を採用している。

3.資本の適正化

 資本効率の向上や規制対応のために、自己株式の取得や株式消却などの資本政策を実施している。

 優良高配当株で有名な企業としては、例えば(9433)KDDIがあります。

 KDDIが優良高配当株である理由はこの2つ。

1.堅調な業績予想

 通信サービスや非通信サービスの収益が好調に推移している。

2.株主還元の方針

 安定的な配当を継続することを基本とし、2025年3月期までの中期経営戦略においては、持続的な成長への投資を勘案しながら、連結配当性向40%超を維持する方針としている。

 また、自社株買いも実施していて、株主重視の姿勢を示している。

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本書では、この基準を満たす15の高配当株を、累進配当ブラザーズ8銘柄優良高配当株7銘柄に分けて紹介しています。

 累進配当ブラザーズ8銘柄は、累進配当で有名な企業で、優良高配当株7銘柄は、配当利回りが高く、業績が好調または堅調な企業です。

第7章:いざ高配当株に投資開始! 意識すべき4つのポイント

 本章では、高配当株に投資開始するときに意識すべき4つのポイントを解説します。

 その4つのポイントはこのとおりです。

ポイント1.できるだけ早め多めに、長く持つ。

 高配当株投資の最大のメリットは、配当金を受け取ることです。

 配当金は、保有しているだけで定期的に支払われる不労所得です。

 配当金を受け取るには、高配当株を保有する必要があります。

 しかも、できるだけ早めに、できるだけ多めに、できるだけ長く持つことが大切です。

 早く買えば、配当金を長く受け取り続けられます。

 多く買えば、その分配当金の受取額も増えます。

 長期で保有すれば、配当金の複利効果も享受できます。

 高配当株投資は、長期的な視点で行うことが前提なので、売買のタイミングに神経質になる必要はありません。

 高配当株をできるだけ早め多めに、長く持つことで、配当金収入を最大化しましょう。

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できれば市場全体が暴落した時にまとめて買いたいものです。

ポイント2.「配当利回り」シグナルに注意する。

 配当利回りとは、配当金の額を株価で割ったもので、株式の収益性を表します。

 配当利回りが高いほど、配当金収入が多くなります。

 高配当株投資の目的は、配当金を受け取ることだから、配当利回りは重要な指標です。

 配当利回りは、高配当株の選び方だけでなく、買い増しや売却のタイミングを判断するシグナルとしても使えます。

 本書では、配当利回り3%以上の株式を高配当株と呼んでいますが、配当利回りは株価によって変動します。

 株価が下がれば配当利回りは上がり、株価が上がれば配当利回りは下がります。

 配当利回りが上がったときは、株価が割安になっている可能性が高いから、買い増しのチャンスです。

 配当利回りが下がったときは、株価が割高になっている可能性が高いから、売却のチャンスと考えられます。

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配当利回りが教えてくれるシグナルに注意して、売買を行いましょう。

ポイント3.取得配当利回りをチェックする。

 取得配当利回りとは、配当金の額を購入時の株価で割ったもので、自分の投資成果を表し、高配当株投資の魅力のひとつです。

 取得配当利回りは、増配が続くと上昇します。

 増配が続くと、配当金の額が増えますが、購入時の株価は変わらないためです。

 取得配当利回りが上昇すると、自分の投資成果が高まります。

 取得配当利回り上昇の恩恵を忘れないために、自分の高配当株の取得配当利回りを定期的にチェックしましょう。

 取得配当利回りをチェックすれば、高配当株投資のモチベーションを維持できるでしょう。

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配当管理』アプリが使いやすくて便利です。

ポイント4.株式市場の下落・暴落時に勇気をもって買い向かう。

 高配当株投資は、長期的な視点で行うことが前提なので、株式市場の短期的な変動には動じないことが大切です。

 ですが、株式市場が下落したり、暴落したりすると、高配当株の株価も下がります。

 株価が下がると、自分の資産が減少し、不安になったり、損切りしたくなったりするかもしれません。

 しかしそれは、高配当株投資にとっては逆効果です。

 株式市場の下落・暴落時は、高配当株の株価が割安になっている可能性が高いため、買い増しのチャンスなのです。

 勇気をもって高配当株に買い向かうことで、配当利回りを高められます。

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高配当株投資は配当金収入が目的です。

慌てず冷静に行動しましょう。

高配当株投資のポイント
  • できるだけ早め多めに、長く持つ。
  • 「配当利回り」のシグナルに注意する。
  • 取得配当利回りをチェックする。
  • 株式市場の下落・暴落時に勇気をもって買い向かう。

第8章:「新NISA」を活用する

 本章では、「新NISA」を活用するポイントを解説します。

新NISAの活用法
  • つみたて投資枠と成長投資枠を併用する。
  • 非課税保有限度額を意識する。
  • 非課税期間の無期限化を活かす。
  • 口座開設期間の無期限化を活かす。

新NISA」は、2024年1月から始まった新しい非課税投資枠制度です。

 旧NISA制度と比べて、非課税期間の無期限化や非課税保有限度額の拡大など、より長期的な資産形成に適した制度です。

 新NISAを活用するポイントはこのとおりです。

ポイント1.つみたて投資枠と成長投資枠を併用する。

 新NISAでは、つみたてNISAが「つみたて投資枠」、一般NISAが「成長投資枠」に名称変更され、併用が可能になりました。

 つみたて投資枠は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定され、年間投資枠は120万円までとなります。

 成長投資枠は、上場株式や投資信託などの幅広い商品が対象となり、年間投資枠は240万円までとなります。

 つみたて投資枠と成長投資枠の合計で年間360万円まで非課税で投資できるのです。

 これら併用し、市場の動向や投資意向の変化に合わせて、柔軟に投資を行いましょう。

ポイント2.非課税保有限度額を意識する。

 新NISAでは、非課税保有限度額が全体で1,800万円となります。

 このうち、成長投資枠で利用できるのは1,200万円までです。

 つまり、1,800万円を満額利用したい場合は、つみたて投資枠の併用が必須となります。

 また、非課税保有限度額には、旧NISAでの保有分は含まれません。

 旧NISAで既に投資している場合は、新NISAでの1,800万円に加えて、現行制度での非課税期間が終了するまで非課税で保有できます。

 非課税保有限度額を意識すれば、新NISAのメリットを最大限に活かせます。

ポイント3.非課税期間の無期限化を活かす。

 新NISAでは、非課税期間が無期限化されました。

 旧NISAでは、非課税期間が5年や20年と定められていましたが、新NISAではそのような制限がありません。

 新NISAで投資した商品は、売却しない限り、ずっと非課税で保有できるのです。

 非課税期間の無期限化を活かせば、長期的な資産形成に適した投資を行えます。

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非課税の不労所得はFIREにも最適です。

ポイント4.口座開設期間の無期限化を活かす。

 新NISAでは、口座開設期間が無期限化されました。

 旧NISAでは、口座開設期間が2023年までと定められていましたが、新NISAではそのような制限がありません。

 いつから口座を開設しても良いのです。

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自分の都合に合わせて投資が始められます。

世界一やさしい高配当株投資の教科書:まとめ

世界一やさしい高配当株投資
まとめ
  • 高配当株投資は、安定した収入が得られる負けない投資法。
  • 高配当株を選ぶには、配当利回りや業績などを確認する。
  • 高配当株への投資は、できるだけ早め多めに、長く持つ。
  • 株式市場の下落・暴落時には勇気をもって買い向かう。
  • 新NISAを活用し、投資効率を最大限に高める。

 以上、高配当株投資は、投資初心者でも始めやすく、負けない投資です。

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しっかり企業分析をして、長く配当金をもらい続けましょう!

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本記事の内容は、youtubeでも視聴することができます。

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